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生き方から美しくなるヨガの魅力を徹底解説!-ヨガの歴史から流派、効能まで

しなやかな肉体と安定したメンタルを養うメソッドとして、今や世界各国で親しまれている“ヨガ”。瞑想や呼吸など日常で意識的に取り入れやすく気軽に始められることから、日本でもヨガブームが続き、2023年の調査では日本国民の10人に1人はヨガ実践者である※との結果が出ました。

今回はそんなヨガの魅力について徹底解説!心と体だけではなく生き方まで美しくなる、ヨガの魅力をご紹介します。

※参照:PR TIMES|6月21日は国際ヨガデー。日本人のヨガ動向の最新調査結果発表! 日本のヨガ人口(年1回以上)は1,100万人でジョギングを上回る勢い!国民の10人に1人がヨガ実践者

 

ポーズをとる=ヨガでは無い!意外と知らないヨガの基本

皆さんは“ヨガ”と聞いて、まず何を思い浮かべますか?厳しい鍛錬の様子?それとも複雑なポーズを難なくこなすヨギーの姿でしょうか。

実はヨガとは、執着やエゴといった“苦しみの素(もと)”を手離し、心の安定を目指すための哲学が起源となっており、ポーズや瞑想、呼吸法はその目標を叶えるためのステップとなっています。

そもそもヨガ(Yoga)の語源は“結び付ける”という意味を持つサンスクリット語(古代インド語)の動詞・“Yuj(ユジ)”から派生したもの。すなわち、心と体、魂がつながっている状態を指します。

日々の生活から心身の結びつきを高め、自然や世界と調和し、人間として正しい生き方をすること。その意識や行為そのものが“ヨガ”と考えられています。

 

大国インドで育まれたヨガの歴史

ヨガの発祥地は、世界三大宗教のひとつ、仏教が生まれた国・インド。時代は約4500年前のインダス文明の頃と言われています。

インダス文明最大の遺跡「モヘンジョダロ」からはヨガのポーズ(アーサナ)をとる人や瞑想する人を描いた陶器が多数発見されており、古くからヨガの教えが浸透していたことが分かります。

“ヨガ”という言葉が初めて記載されたのは、紀元前1000年頃に作られたという古代インドの聖典『リグヴェーダ』。その後紀元前800~500年頃にインドの哲学者たちによって編纂された聖典『カタ・ウパシャッド』にて、“ヨガ=自分自身で感覚器官を抑制する事”と定義されました。

代表的なヨガの教典として知られる『ヨーガ・ストーラ』が編纂されたのは、2~5世紀頃。インドの哲学者・パタンジャリが手がけたこちらの書物は、長年口頭で伝えられてきた“ヨガ”の教えを記述でまとめた、歴史上もっとも古い文献とされています。

その後ヨガはヒンドゥー教や仏教における修行の一環として用いられるようになり、12~13世紀頃には瞑想を主としていたヨガに、呼吸法やポーズ(アーサナ)が取り入れられるようになりました。

1600年頃には多彩なヨガの源流となる“ハタ・ヨガ”が誕生。時代の変遷と共に、健康促進やメンタルコントロールを目的としたヨガがアスリートや経営者、スーパーモデル等に広がり、ヨガブームは世界中を席巻。2017年にはインドのナレンドラ・モディ首相が『国際ヨガデー』を提唱し、国連に制定されました。

 

心も体も健やかに。ヨガがもたらす3つのメリット

「ケガをしにくい体を作りたい」「集中力を養いたい」など、人々がヨガを始めるきっかけはさまざま。では、実際にヨガをすることで、どんな効果が得られるのでしょうか。

 

体の内側から強くたくましく

深い呼吸と多岐にわたるポーズ(アーサナ)を繰り返すヨガは、インナーマッスルの強化に効果的。骨格のゆがみも解消され、姿勢の改善にもつながります。また、筋肉がほぐれることで血液やリンパの流れが良くなり、疲労回復やストレスの軽減も期待できるのだとか。

さらに注目すべきは内臓。呼吸とポーズによって内臓が適度に刺激されることで動きが活発になり、スムーズな消化を促してくれます。内臓機能が活性化すると、代謝もアップ。疲労物質や老廃物がしっかりと排出されることで、体の内側から健やかに整います

 

頭と心をすっきりクリアに

ヨガに欠かせない“瞑想”は、心の内面に意識を向けるためのトレーニング。毎日続けていくことで、不安や心配事、周囲の評価といった雑念を鎮め、心を落ち着きや安らぎで満たしていきます。

心に余裕が生まれると、自然と気持ちもポジティブになっていくもの。ふとした事でクヨクヨしたり悩んだりする時間が少なくなり、物事を前向きに考えられます。

瞑想がもたらす効果として、もうひとつ挙げられるのが“集中力の向上”。瞑想の最中に脳を休ませてあげることで、思考はよりクリアに。仕事の効率アップや新しいアイデアの創出にも貢献してくれますよ。

 

生活を見直し生き方まで美しく

日々継続して行う事で、体やメンタルを健やかな状態に整えていくヨガ。普段から心身の調和がとれていると、ちょっとした不調にも気が付きやすくなり、病気の早期発見や予防にも効果があると言われています。

自身の内面に意識が向くようになると、生活リズムの乱れにも敏感に。「いま自分の心と体は何を必要としているのか」おのずと判断できるようになり、食生活や運動、睡眠の質向上など、意識的な生活改善につながります。

ヨガによって生まれる心のゆとりは、人との関わり方にも大きなメリットが。ヨガで心の機微をコントロールできるようになると、自然と視野が広がり、仕事や学びの分野で新たな世界が開けるようになるでしょう。また、心穏やかな日々を過ごすうちに思いやりの心が生まれ、より良い人間関係を築くきっかけになることも。

人生を健やかに美しく生きるためのヒントを、ヨガからたくさん得ることができますよ。

 

古代ヨガから現代ヨガまで:自分に合った流派を見つけて

インドで生まれたヨガは長い歴史の中で数多の流派を生み出し、人々へと受け継がれてきました。今回はその中から特に代表的な流派をご紹介します。

 

〈古代四大ヨガ〉

◆ラージャヨガ
心と体を自身でコントロールできることを目的とした、“王様のヨガ”とも呼ばれる古代ヨガのひとつ。心の働きを抑え、真の自己とのつながり(悟り)を目指す“瞑想のヨガ”とも言われています。

◆カルマヨガ
“カルマ”とはサンスクリット語で“業(ごう)”“行い(おこない)”を指す言葉。報酬や利益といった見返りを期待せず、無私無欲で行動し、魂を浄化させることを目的としています。あいさつや食事、仕事といった普段の“行為”を通して実践していくため、“生き方・人生を考えるヨガ”とも言われています。

◆バクティヨガ
目の前のことに感謝し、自他ともに無条件の愛を持って接する事を目的とした“献身のヨガ”。インドの神様・ハマヌーン神は、このバクティヨガの象徴とされています。

◆ジュニャーナヨガ
「自身の肉体や周りの全てのものには何も意味が無く、ただあるのは“真我”のみ」という考えに基づき、真の知性・知識に到達する事を目的としたヨガ。経典を読んだり師から教えを受けることで、正しい知識を身につけヨガを極めていくことから、“知識のヨガ”とも呼ばれています。

 

〈源流のヨガ〉

◆ハタ・ヨガ
さまざまな現代ヨガの礎となっている、ポーズをとるヨガの中でも最古のヨガ。“ハ”は太陽、“タ”は月を表しており、「太陽と月のように相対的に存在する2つのものを結び、調和させる」という意味を持っています。

ヨガをする上で欠かせない呼吸も“吐く息”と“吸う息”という相対的なものと考えられ、正しい呼吸法を行いながらポーズをとり、メンタルのバランスを整えることを目的としています。

 

〈現代のヨガ〉

◆アシュタンガヨガ
「近代ヨガの父」と呼ばれるティルラマ・クリシュナ・マチャリヤ氏が基盤を作り、彼に師事したシュリ・K・パタビジョイス氏が現代に合わせてわかりやすくアレンジしたヨガ。太陽礼拝から最後のポーズまで決められた順番通りに行うのが特徴で、運動量も多くエネルギッシュなヨガです。

◆陰ヨガ
座位や臥位を中心に、ひとつのポーズを時間をかけてゆっくりとキープすることで、体を芯からほぐしていくヨガ。「ハタ・ヨガ」のようにアクティブな“陽ヨガ”に対してリラックス効果が高く、続けていくことで自然治癒力が高まると言われています。

◆シヴァナンダヨガ
マントラから始まりマントラで終わる、インド発祥の伝統的なヨガ。元医師のスワミ・シヴァナンダ氏が考案したヨガを、スワミ・ビシヌ・デバナン氏が現代的なヨガと現代医学の視点から融合・体系化したもので、呼吸法やポーズだけでなく食生活にもフォーカスされています。

◆クリパルヨガ
“クリパル=慈しみ”という言葉を冠するヨガ。インド出身のスワミ・クリパル氏によって創設され、1960年代からアメリカで広まりました。ポーズを通して自分の体や心と対話し、自身の感覚に寄り添って動くことを重視しています。

◆パワーヨガ
呼吸と共にダイナミックな動きをしながら、長い時間をかけてじっくりとポーズを味わうヨガ。運動量が多く、ダイエットにもおすすめです。

◆リストラティブヨガ
アメリカの理学療法士であるジュディス・ラクター氏によって考案されたヨガで、ベルトやブロック、サンドバッグといった補助道具(プロップス)を使うのが特徴。“リストラティブ=回復する”という言葉通り、心身の緊張をほぐし、積極的に休息を行う事を目的としています。

上記の他にも、高温多湿なインドの気候を模した空間で取り組むホットヨガ、妊婦さんも愉しめるマタニティヨガ、愛犬との時間を満喫できるドッグヨガなど、現代にも新たなヨガの流派が次々と生まれています。

 

体への効果を知ると面白い!ヨガのポーズ

“アーサナ”と呼ばれるヨガのポーズには、筋肉強化や柔軟性アップといった多彩な効果があります。今回はその中でも代表的なポーズ(アーサナ)をご紹介します。

①太陽礼拝
すべてのヨガの基本となるポーズ。連続した12のポーズをとることで「一日の始まりに太陽にあいさつし、その恵みに感謝する」という意味を表現しています。12のポーズを行うのは、太陽が1年(12ヵ月)をかけて黄道十二宮を1周することに由来しているのだとか。一連の動きを繰り返すことで体が活性化され、低血圧や冷え性等の解消、疲労回復に繋がると言われています。

②木のポーズ
ヨガのレッスンで見られる片足立ちのポーズ。バランス感覚と体感を鍛え、血行促進や体内循環の改善を目指します。バランス感覚を養うことで集中力が高まり、精神を安定させる効果も。

③英雄のポーズ
別名“戦士のポーズ”とも言われ、ヒンドゥー教の神様でもあるシヴァ神の髪の毛から生まれた戦士たちを表しています。上半身をしなやかに伸ばす1、下半身の強化につながる2、足先から背中まで全身の筋肉を使う3と、難易度は3種類。大きな動きを伴うため、ストレス解消や倦怠感の軽減、肩こりや足のむくみ改善といった多数の効果を得られます。

④三日月のポーズ
大きく足を開いて腋を伸ばし、後ろにのけぞるような姿が印象的なポーズ。太ももや二の腕、背中など、全身の筋肉を引き締めるため、スタイルアップにも効果大。骨盤や股関節のゆがみ解消にもつながります。

⑤鋤(すき)のポーズ
土を耕す農具“鋤(すき)”に似ていることから名付けられたこちらのポーズ。腰や足より頭の位置が低くなる“逆転のポーズ”の代表格です。体が逆さまになることで内臓が正常な位置に戻り、下垂にも効果があるのだそう。また、上下逆さまになることで脳が活性化され、ホルモンバランスの安定化も期待できます。

 

完全会員制リゾートGFCを拠点に、自然豊かな環境でとっておきのヨガ体験を

健やかな体と心を養い、日々の過ごし方にもポジティブな影響を与えてくれるヨガ。普段はご自宅や教室のヨガスタジオなど屋内でヨガに興じる方が多いかと思いますが、自然と戯れながら行うヨガはまた格別です。

日本最大の湖・琵琶湖のほとりに位置する完全会員制リゾート「GFC奥琵琶湖レイクシア」では、緑豊かな森を舞台にヨガを愉しめるウッドステージをご用意。生命力あふれる草花や神秘的な石に囲まれた空間で、大自然のパワーを感じながらヨガをお愉しみいただけます。

瀬戸内海を望む絶景の楽園「GFC淡路島グランデシア」にも、ヨガにぴったりのウッドデッキを配したラグジュアリーヴィラやモバイルハウスをご用意。潮風が吹き抜ける心地良いデッキで、どこまでも続く空と海を眺めながら、憩いのひとときをご堪能ください。

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GFCは「所有しない別荘」として安心・快適な余暇をお過ごしいただける、完全会員制のリゾートクラブ。一度ご入会いただくと、今回ご紹介した滋賀・奥琵琶湖や兵庫・淡路島を始め、GFCが各地に所有する宿泊施設を年間何度でもご利用いただけます。

ラグジュアリーなヴィラからカジュアルに滞在できるモバイルハウスまで、好みやニーズに合わせて様々なリゾートスタイルを選べる点も魅力。会員様専用のレストランやエステ、ドッグラン、インフィニティプール等を併設している施設もあり、余暇の時間を心ゆくまでお愉しみいただけます。

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