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【織田信長編】GFC奥琵琶湖から行ける、大河ドラマゆかりの地

GFC奥琵琶湖から、歴史ロマンあふれる大河ドラマゆかりの地へ。3回に渡りお送りしている本シリーズ、記念すべき第2回目のテーマは、戦乱の風雲児・織田信長です。

安土城跡がある近江八幡は、琵琶湖の東側、湖東エリアです。尾張・現在の愛知県東部に生まれ育ち、美濃・現在の岐阜市を平定し岐阜城から都へ出てきた織田信長は、当時としては独特の経済感覚で琵琶湖の交通網をおさえることが天下布武へつながると考えました。戦う城でも守る城でも機能的な城でもない、日本で初めての「見せる城」を作った信長の夢の跡を訪ねてみます。

 

信長の夢の跡、安土城

安土城跡

彦根から近江八幡市の安土城跡まで車で30分くらいです。安土城は天守などの建物は残っていませんが、織田信長が天下取りのために総力を挙げて建てた城としてあまりにも有名です。もちろん大河ドラマでも度々登場します。戦国舞台では登場しないほうが少ないでしょう。

信長は安土城のふもとに家臣の邸宅を作り住まわせました。このあたりは羽柴、のちの豊臣秀吉の邸宅があったところです。

城がなくなった現在は、総見寺というお寺の敷地になっています。標高199メートルにある天守跡へ続く山道はかなりきつい登山になります。

石垣の一部などが残るのみです。お城関係の建物は残っていません。

頂上からはいい景色が望めます。このあたりの湖畔は明治時代からかなり埋め立てられていますので、信長が見た景色とは少し違うかもしれません。

信長がこの地に安土城を築いたのは、陸路でも水路でも1日で京へ入れたからでしょう。安土城は、本能寺の変の後、焼失しました。

ふもとには売店・カフェなどがありますので、休憩しながら、城跡巡りの疲れを癒すことができます。

◆安土城跡
住所:〒521-1311 滋賀県近江八幡市安土町下豊浦
参照サイト:https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/831/

安土城郭資料館と信長像

安土城といえば豪華で斬新な城郭ですが、お城があった現場には残念ながら何も残っていません。しかし、安土駅の駅前にある安土城郭資料館には当時のイメージがかなりリアルに感じられる施設があります。

中には、安土城天守の20分の1という復元模型が常設展示されています。このほか、お城関係の解説資料はもちろん、甲冑などの復元アイテムの展示、ちょっとした休憩・お食事もできます。

織田信長の甲冑は試着体験もできます。

ガイド係員の方がスイッチをオンにすると、安土城が真ん中で2つにわかれ、断面を見ることもできるので、お城の内部の様子までイメージすることができます。

金箔瓦などの展示品はすべて復元したものですが、模型と併せて見てみると当時の雰囲気がイメージできます。天守の八角形の天井も復元されています。

安土駅前には信長の銅像が立っています。

◆安土城跡
住所:〒521-1311 滋賀県近江八幡市安土町下豊浦
参照サイト:https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/831/

 

まとめ

織田信長は安土城を拠点にして天下統一まであと一歩のところで本能寺の変に倒れました。信長の夢をギリギリで断ち切ったのが家臣の明智光秀です。果たして明智光秀は謀反者なのか、英雄なのか。次は光秀ゆかりの湖南エリアを訪ねてみましょう。

この記事を書いた人
かのまお
放浪ライター。年の半分は福井や滋賀など関西~北陸を中心に放浪しています。尊敬する人は山下清。小説も出版してます。

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