夏の白馬おすすめアクティビティ・大人も子供も楽しめる観光地をご紹介
長野県白馬村は、雄大な北アルプスの麓にあります。春〜秋にかけては登山、冬はスキーを愉しめる人気の観光地です。
長野県は盆地ですが、白馬村は標高約800mに位置するため涼しいと言われています。そのため、避暑地を求めて多くの観光客が訪れます。
今回はGFC白馬リフラシアの周辺で愉しめる、夏のおすすめスポットやアクティビティをご紹介します。
目次
白馬といったらトレッキング!
白馬と聞いてまず思い浮かべるのが「北アルプス」です。
北アルプス(正式名称は「飛騨山脈」)があるのは、長野県と富山県の県境。日本国内には3,000m超の高山が全部で21座ありますが、そのうちの10座が北アルプスにあります。この高山に登るため、多くの登山家が白馬を訪れます。
北アルプスには高山以外に、初心者の方でも愉しめるトレッキングコースもたくさんあるのでご安心を。自分に合ったトレッキングを愉しんでください。今回は数々のコースの中から、初心者やお子さんでも愉しめるコースをご紹介します。
八方尾根自然研究路
「八方尾根自然研究路」は、八方池山荘から八方池までのトレッキングコースです。全長3km、往復約3時間半で愉しめるため、定番コースとなっています。
八方駅(駐車場あり)からゴンドラ1本とリフト2本を乗り継ぎ、八方池山荘に向かいます。
八方池山荘は山小屋で、トイレや食堂があります。八方池山荘から八方池までは途中1箇所しかトイレがありません。なるべくここで済ませておきましょう。
八方池山荘から八方池までは徒歩で1時間40分ほど。途中で雷鳥を見つけることができるかもしれません。八方池にはサンショウウオやモリアオガエルが生息していると言われています。
6月下旬には残雪の残る白馬三山を見ることができます。天気が良い日は池に映る白馬三山が美しいです。ぜひ天気の良い日に行ってみてください。
八方池の先にも登山道が続きますが、ここから先は本格的な装備が必要となります。ご注意ください。
栂池自然園
栂池自然園は標高約1,900mに位置し、国内有数の高層湿原がある自然園です。新潟、富山、長野、岐阜の4県にまたがる中部山岳国立公園の中にあります。
栂池自然園には木道が整備されているので、お子様やトレッキング初心者の方でも安心して愉しめます。園内は一周約5.5kmで、約3時間半〜4時間ほどの道のりです。ワタズケ湿原やミズバショウ湿原を巡るコースは1時間〜1時間半で愉しめるので、そちらもおすすめ。
6月中旬は本州で最も遅咲きのミズバショウの大群生、7〜8月はさまざまな高山植物、9月〜10月には紅葉が見られます。
栂池自然園に行くには、栂池高原駅からゴンドラ1本とロープウェイ1本に乗る必要があります。環境保護の観点から、栂池自然園への一般車の乗り入れはできません。
参考:栂池自然園 公式サイト
ねずこの森
「ねずこの森」は、白馬岩岳マウンテンリゾートの中にあるトレッキングコースです。一周約1時間半(約1.2km)で、勾配が少ないため小さなお子様でも愉しめます。
「ネズコ」というのは別名「クロベ」とも呼ばれるヒノキの仲間です。ネズコ・ヒノキ・サワラ・コウヤマキ・アスナロと合わせて「木曽五木」と呼ばれています。ネズコはその姿がマングローブに似ていることから「森のマングローブ」と呼ばれることもあるようです。
ウォーキングガイドツアーが営業中は毎日開催しています。自分たちだけでは知ることのできない、ねずこの森の魅力が体験できるでしょう。
ねずこの森には、岩岳ゴンドラ「ノア」に乗る必要があります。
参考:白馬岩岳マウンテンリゾート「トレッキング(ねずこの森)」公式サイト
夏におすすめ!白馬のアクティビティ
夏の白馬で愉しめるのは、トレッキング以外にもあります。「山登りはちょっと……」という方でも安心してください。白馬は川や空からも自然を愉しめちゃうんです!
ここでは、雄大な北アルプスを背景に、大人も子供も愉しめるアクティビティをご紹介します。
キャニオニング
※写真はイメージです。
6月から10月中旬まで愉しめるアクティビティが「キャニオニング」です。
キャニオニングとは、川の上流部にある渓谷で行うアウトドアスポーツです。沢下りを愉しみながらコースを進んでいきます。
岩を滑るウォータースライダーや少し深い場所へのダイブなど、普段感じられないスリル満点です。ウェットスーツとヘルメットを身につけ、体ひとつで大自然を堪能できますよ。
水への恐怖心がなければ、泳げなくても大丈夫です。6月〜7月中旬は水位が高いため、よりスリル満点なキャニオニングが愉しめるんだとか。7月中旬からは水位が落ち着くので、小さなお子様や初めて挑戦される方におすすめです。
参考:Evergreen Outdoor Center「キャニオニングツアーIN長野」
熱気球
※写真はイメージです。
白馬ライオンアドベンチャーが行っている「熱気球係留体験」では、白馬の絶景を空から愉しむことができます。
熱気球に乗り込んで約5分間、地上30mの空の旅は忘れられない思い出になるでしょう。大人同伴で小さいお子様、愛犬1匹も一緒に参加できます。白馬ジャンプ競技場横の会場から乗り込みます。
早朝フライトは薄暗いうちに出発し、空中で昇る朝日を眺めることができます。北アルプスの山々を眺めながらの日の出は絶景です。
夏季繁忙期は5時半〜7時、それ以外の期間は6時〜7時のスケジュールです。事前に予約の上、ご参加ください。
ラフトピクニック
※写真はイメージです。
ラフティングに使われるラフトボートに乗って、湖畔のピクニックはいかがですか?
6月中旬〜8月下旬まで、白馬ライオンアドベンチャーでは「青木湖ラフトピクニック」が楽しめます。
透明な水が美しい青木湖がその会場。水の中にいる魚を探したり、湖のそばの木の下をくぐって遊ぶことができます。夏ならボートから湖に飛び込んだり、泳いだりすることも可能。小さなお子様やご年配でも愉しめるでしょう。
ボートを貸し切れば愛犬とも参加できるのだとか。ガイドがつくので思いっきり遊ぶことができます。愛犬と一緒に愉しめるのは嬉しいですよね。
参考:白馬ライオンアドベンチャー「青木湖ラフトピクニック」公式サイト
夏の白馬ならでは!おすすめ絶景スポット・施設
「体を動かすトレッキングやアクティビティも良いけど、ゆっくりもしたい」。そんな方におすすめなのが、夏の白馬ならではの絶景スポット・施設めぐりです。
冬は雪が降り積り、あたり一面美しい雪景色の白馬ですが、夏は青々とした美しい緑が絶景です。
見るだけで涼しくなるような北アルプスの景観を、ぜひお愉しみください。
白馬岩岳マウンテンリゾート
「白馬岩岳マウンテンリゾート」は、岩岳にあるリゾート施設です。
この施設でおすすめなのが、山頂にあるテラス「HAKUBA MOUNTAIN HARBOR」。標高1,289mにあり、そこからは2019年に氷河認定された「唐松沢雪渓」を眺めることができます。
HAKUBA MOUNTAIN HARBORにはニューヨーク発の人気ベーカリー「THE CITY BAKERY」が出店中。白馬の素材を使った、ここでしか食べられない限定メニューがあります。
白馬岩岳マウンテンリゾートにはテラス以外にも人気スポットが盛りだくさん。乗馬やマウンテンカート、白馬忍者アドベンチャー「スラックラインの森」などのアクティビティやBBQガーデンもあります。また先ほどご紹介した「ねずこの森」もこのリゾート内です。
白馬岩岳マウンテンリゾートなら朝から晩まで、白馬の自然を愉しむことができるでしょう。
白馬五竜高山植物園
「白馬五竜高山植物園」は標高1,515mに位置する高山植物園です。エイブル白馬五竜の「アルプス平ゲレンデ」を利用して作られました。
山麓とおみ駅からゴンドラに乗って揺られること約8分。山頂アルプス平駅を降りたらすぐ目の前です。
白馬五竜高山植物園では普段なかなか目にすることのないさまざまな高山植物に出会うことができます。スイスアルプス・ヒマラヤエリアでは、ヒマラヤの青いケシとして有名な「メコノプシス・グランディス」が咲いています。ヒマラヤや中国の3,000m以上の山でしか見られない珍しい花です。
また山頂アルプス平駅にあるレストラン「あるぷす360」では北アルプスの絶景を眺めながらの食事が可能。冬のゲレ食バトルで5位になった「信州山賊焼きバーガー」も愉しめますよ!
夜の北アルプスが愉しめる「ナイトゴンドラ」もおすすめです。日程や内容は公式ホームページに記載されますので、チェックをお忘れなく。
青鬼集落
白馬村北東部、岩戸山の麓にある山村集落「青鬼集落(あおにしゅうらく)」。この集落の棚田(青鬼の棚田)は、日本の棚田百選に選ばれています。長野には全部で1万2,000haもの棚田がありますが、「青鬼の棚田」は最も美しいと言われています。
青鬼集落には、平成12年に「重要伝統的建造物群保存地区」に選定された茅葺屋根の家屋が残されています。美しい棚田と伝統的建物群、そして北アルプスを一度に眺めることができるため、多くの写真家や画家が来るとのこと。6月には水を張った田んぼが見れます。
また青鬼集落には「ガッタリ」を復元したものがあります。「ガッタリ」とは水力を使用した精米機のことで、昭和初期に使用されていたようです。鹿おどしと同じ原理でシーソーのように動きます。
青鬼集落を歩いて回れば、昔にタイムスリップしたような気持ちになるでしょう。
白馬へのアクセスは?
白馬は長野県北西部にあります。
車だと東京からは約4時間、名古屋からは約3時間半、大阪からは約5時間半かかります。GFC白馬リフラシアに行くなら、中央道安曇野ICから下道で向かうのがおすすめです。
電車の場合は東京から北陸新幹線を使うと約2時間半、長野駅で下車し特急バスに乗ります。名古屋からは約3時間半、大阪からは約4時間半の道のりです。名古屋駅で「特急しなの」に乗り松本駅で下車、JR大糸線で白馬に向かいます。
参考:白馬村「アクセス」
夏の白馬はこの季節しか見れない絶景スポットがたくさんあります。雄大な自然に心も体も癒されるでしょう。
GFC白馬リフラシアにお越しの際は、白馬の自然を全身で感じてみてください。