【滋賀の美術館3選】人気のおでかけスポット!おしゃれ美術館をご案内
滋賀県・琵琶湖の北端部、美しい桜並木と岩礁が連なる湖岸通り近くの「GFC奥琵琶湖レイクシア」は、静かな湖畔の楽園。桜の一大名所でのお花見・遊泳やキャンプ・ウィンタースポーツ・歴史散策・パワースポット巡りも楽しむことができます。
そのGFC奥琵琶湖レイクシアがある滋賀県には、おしゃれな美術館が数多く点在します。美しい琵琶湖畔を望む近江・守山の「佐川美術館」や、近江八幡の重要伝統的建造物群保存地区にある「ボーダレス・アートミュージアム NO-MA」、時代とともに変化を遂げている大津の「滋賀県立美術館」は、おでかけスポットとして人気があり、滋賀観光のついでに立ち寄るのもおすすめですよ。
そこで今回は、滋賀県にあるおしゃれな美術館を3つまとめてご紹介します。
佐川美術館
滋賀県守山市にある「佐川美術館」は、水に浮かぶように佇む神秘的な建築美が魅力の美術館。GFC奥琵琶湖レイクシアから車で約1時間30分の場所にあります。
1998年3月、佐川急便の創業40周年を記念して、遠くに比叡山・比良山、目の前に琵琶湖を望む風光明媚な近江・守山の地に開館。国宝をはじめ日本画・彫刻・陶芸作品を数多く展示する美術館です。
佐川美術館の魅力は、なんといっても水庭に浮かぶように佇む3棟の神秘的な建物。四季のうつろいに映え自然美との調和にも配慮されたその建築美は、多方面で高い評価を得て数多くの受賞歴もあります。
佐川美術館では、シルクロードの風景を描き続けた日本画家・平山郁夫氏の作品を320余点、世界的に高い評価を得ている彫刻家・佐藤忠良氏の作品を180余点所蔵し、各代表作を展示テーマに合わせて常時展示しています。
そして陶芸家の樂吉左衞門氏が「守破離(しゅはり)」をコンセプトに、水庭に埋設された地下展示室と水庭に浮かぶように建設された茶室を自身で設計創案・監修。主に2000年以降に作陶された焼貫黒樂茶碗や黒樂茶碗・茶入・水指などの作品も展示しています。
また館内併設の「ミュージアムカフェSAM」では、水庭の揺らぎを眺めながら、落ち着いた雰囲気でティータイムを満喫。ドリンク類やサンドイッチ・比叡とろ湯葉そば等の軽食メニューを提供しています。
◆佐川美術館
住所:〒524-0102 滋賀県守山市水保町北川2891
電話番号:077-585-7800
休館日:毎週月曜日(祝日に当たる場合はその翌日)・年末年始、臨時休館する場合あり
開館時間:9:30~17:00(最終入館は16:30まで)
WEBサイト:https://www.sagawa-artmuseum.or.jp/
滋賀県立美術館
滋賀県大津市にある「滋賀県立美術館」は、小さい規模ながら、日本を代表する画家や染織家に関する国内随一のコレクションを誇り、時代ともに変化を遂げている美術館。GFC奥琵琶湖レイクシアから車で約1時間30分の場所にあります。
1984年滋賀県立近代美術館として開館、初代館長の3つのモットーは「小さくともキラリと光る、日本中に発信する美術館」「知的好奇心に応える場」「あなたの応接間に」でした。その後2021年滋賀県立美術館へ名称変更・リニューアルオープンに伴い、目指すべき美術館の姿を「公園のなかのリビングルーム」「リビングルームのような美術館」に。応接間からリビングルームへ・あらたまった空間からくつろぎの空間へ、時代とともに変化を遂げています。
今日の美術館のミッションである「人がつくった様々なものに触れることを通じて、社会や環境の多様性をより深く感じられる場をつくること」を実践するため、「創造(Creation)」「問いかけ(Ask)」「地域(Local)」「学び(Learning)」の4つ(CALL)を軸とし、「つねにフレッシュなミュージアム」というモデルを滋賀から発信しています。
滋賀県立美術館では、1984年の開館以来「日本美術院を中心とした近代日本画」「滋賀県ゆかりの美術・工芸等」「戦後アメリカと日本の現代美術」を軸に作品を収集。収蔵点数は2021年3月現在で1,808件と県立の美術館としては比較的小さい規模ながら、重要文化財の「近江名所図」をはじめ、日本画家の小倉遊亀・染織家の志村ふくみの国内随一を誇るコレクション、戦後アメリカ美術を代表する作家(マーク・ロスコ、ロバート・ラウシェンバーグなど)の良作も収蔵していることで知られています。
そして2016年からはアール・ブリュットの作品(澤田真一など)のコレクションを開始、今後新たに芸術文化の多様性を確認できるような作品を収集方針に加えています。
また滋賀県立美術館のエントランスには、カフェ&ショップ「Kolmio(コルミオ) in the museum」も併設。フィンランド語で「三角」という意味を持つ「Kolmio(コルミオ)」は、「アート」「ひと」「ショップ&カフェ」の三方がつながる心地良い場所で、無料エリアにあるため気楽に立ち寄れます。カフェでは老舗和菓子店「御菓子司 しろ平老舗」のオリジナル上菓子や各種ドリンク・季節感のある軽食などを提供。芸術鑑賞後のひと休みにおすすめですよ。
またショップでは所蔵作品の関連商品・美術館グッズや滋賀ならではの食品・工芸品なども取り扱っているので、お土産を購入してもいいですね。
◆滋賀県立美術館
住所:〒520-2122 滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1
電話番号:077-543-2111(電話受付時間 8:30~17:15)
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は開館し、翌日休館)、年末年始
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
WEBサイトURL:https://www.shigamuseum.jp/
ボーダレス・アートミュージアム NO-MA
滋賀県近江八幡市の歴史ある重要伝統的建造物群保存地区に佇む「ボーダレス・アートミュージアム NO-MA」は、昭和初期の町屋をリノベーションした美術館。GFC奥琵琶湖レイクシアから車で約1時間30分の場所にあります。
「障害のある人の作品を常設できる場を」というニーズから社会福祉法人が展示空間の整備を検討、近江八幡の町屋「野間邸」と出会い、2004年6月「ボーダレス・アートギャラリーNO-MA」を開館。その後2007年に博物館相当施設の承認を受けて、現在の「ボーダレス・アートミュージアムNO-MA」となりました。
ここでは障害のある人たちによる造形表現や現代アートなど様々な表現を分け隔てなく紹介する展示コンセプト「ボーダレス・アート」という視座を介し、人の表現が持つ根源的な魅力を伝えています。例えば、2023年1月開催中の展示会「第19回滋賀県施設・学校合同企画展 ing… ~障害のある人の進行形~」では、障害のある人の日々の生活に寄り添う支援者ならではの目線で展示を構成し、滋賀県内の障害のある作者約30人の作品を紹介しています。
また展覧会と連動したイベント実施による地域交流や作品の魅力を多くの方に伝えるための取り組み、2006年からアール・ブリュット・コレクション(スイス・ローザンヌ)との連携企画で海外の美術館との連携も行っています。
「ボーダレス・アートミュージアム NO-MA」でたっぷり芸術鑑賞したあとは、美術館から徒歩3分・クレープ専門の古民家カフェ「KOLMIO cafe(コルミオカフェ)」に立ち寄るのがおすすめ。自家製もちもちクレープ生地を使ったデリクレープランチや数量限定のミルクレープが人気のお店です。
◆ボーダレス・アートミュージアム NO-MA
住所:〒523-0849滋賀県近江八幡市永原町上16
電話番号:0748-36-5018
休館日:月曜日(月曜が休日の場合はその翌日)
開館時間:11:00~17:00(変更あり)
WEBサイト:https://www.no-ma.jp/
GFC奥琵琶湖レイクシア滞在時は、おしゃれな美術館に立ち寄るのもおすすめ
今回ご紹介した滋賀県の3つの美術館は、いずれも一度は訪れてみたい!おでかけスポットとして人気があります。
水に浮かぶように佇む神秘的な「佐川美術館」で自然美との調和にも配慮された建築美を楽しんだり、昭和初期の町屋をリノベーションした「ボーダレス・アートミュージアム NO-MA」で人の表現が持つ根源的な魅力を感じたり、時代とともに変化を遂げている「滋賀県立美術館」で国内随一のコレクションを満喫したりと、それぞれの美術館では楽しみ方や魅力も様々です。
GFC奥琵琶湖レイクシア滞在時には、ぜひ滋賀県のおしゃれな美術館に立ち寄って、たっぷりと芸術鑑賞を楽しんでみてはいかがでしょうか。