【滋賀の銘酒特集】おすすめの日本酒を飲みつくそう!
世界には数多くのお酒が存在しますが、その中でも日本酒は最も水質を選ぶお酒といっても過言ではありません。もちろん日本酒製造は水だけではなく、原料になる米の品質も、とても重要になってきます。
そのため、古くから続く酒蔵は山に近い傾斜地で水質もきれいな土地を製造地に選びます。周囲を伊吹山や鈴鹿山、比良山などに囲まれた滋賀県は、まさに日本酒製造にうってつけの土地と言えます。だからこそ、滋賀県には古くから続く酒蔵が多く存在します。
今回はそんな歴史ある滋賀県の酒蔵とおすすめの日本酒をご紹介します。
上原酒造・高島市
琵琶湖のほとりに位置する滋賀県を代表する酒蔵「上原酒造」。
文久2年(1862年)創業以来、「上原酒造」は、自然豊かな環境の中で、厳選された米と清らかな水を用いて、丹精込めた日本酒を醸造してきました。
伝統的な山廃造りの手法を用い、蔵元独自の酵母を活用しながら、全国でも珍しい木槽を使用した天秤搾りやはね木搾りと呼ばれる方法が使われています。
その結晶である「不老泉」は滋賀県でも高い人気を誇る銘酒の一つ。滋賀県の豊かな自然から生まれる不老泉の味わいは、柔らかな口当たり、繊細ながらも豊かな香り、米本来の旨みなどが特徴です。種類も豊富ですので、まずは人気の銘柄から試してみてはいかがでしょうか。
不老泉 山廃仕込 特別純米原酒 参年熟成
不老泉で最も有名な銘柄といっても差し支えないのが「不老泉 山廃仕込 特別純米原酒 参年熟成」。「不老泉 赤ラベル」なんて言い方もされます。
ほんのりと黄色がかった色味を持ち、純米原酒の香ばしい香りや濃厚な味わいが特徴の原酒。アルコール度数17度。
不老泉 山廃仕込 純米吟醸 中汲み 無濾過生原酒
「不老泉 赤ラベル」と並んで有名なのが、「不老泉 山廃仕込 純米吟醸 中汲み 無濾過生原酒」。酒質が安定して雑味などが少ない、いわゆる日本酒らしい味わいの中汲みのみを集めた不老泉です。
濃厚で切れのある辛口が特徴。アルコール度数17度。
◆上原酒造
住所:〒520-1512 滋賀県高島市新旭町太田1524
電話番号:0740-25-2075
受付時間:9:00~18:00
公式サイト:http://furosen.com/
喜多酒造・東近江市
文政3年(1820年)創業の滋賀県でも歴史ある酒蔵「喜多酒造」。
フランスで開催されている日本酒の品評会「Kura Master2022」でゴールドメダル受賞、令和4年全国新酒鑑評会では金賞受賞など、高い日本酒造りの技術が評価されている酒造です。
喜多酒造が手掛ける銘酒「喜楽長」は、「お客様に喜び、楽しく、酒を飲みながら、長生きをしていただけるようにと、念じつつ名づけた」と喜多酒造の思いがこもった逸品です。
熟練した職人による徹底した温度管理や米の管理によって生み出される喜楽長は、なめらかで柔らかく、米麴による日本酒の深い味わいが広がるように造られています。
喜楽長 大吟醸
しっとりとフルーティーで上品な香りと甘めの味わいが特徴の地酒。柔らかい味わいのため、あっさりとした料理との合わせにもおすすめです。アルコール度数17度。
喜楽長 辛口純米吟醸
麹由来の米の旨味が感じられる銘酒で、のど越しは柔らかく、「うまい辛口」と評される日本酒。食中酒として飲むことがおすすめ。アルコール度数17度。
◆喜多酒造
住所:〒527-0054 滋賀県東近江市池田町1129
電話番号:0748-22-2505
公式サイト:https://kirakucho.com/
富田酒造・長浜市
黒壁スクエアで有名な長浜市にある「富田酒造」。
創業は天文3年(1534年)と日本全国でも5番目に古い酒造会社であり、現在は15代目蔵元となります。
滋賀県の「米」と「水」にこだわった地酒造りをしている富田酒造は、「米」は地元の篤農家と酒米の契約栽培をし、「水」は奥伊吹山系の伏流水を使うという、最初から最後まで地場産を大切にした酒造りをしています。
また守るべき手法や伝統は残しつつも、2010年には初めて完全無農薬米による酒造りに力を入れ始めるチャレンジ精神も併せ持つ酒造です。
七本鎗 純米酒 玉栄
飲み口が軽やかでありつつも、しっかりとした風味が特徴です。様々な料理と合わせやすく、幅広い用途に適した万能なタイプです。アルコール度数15度。
七本鎗 純米吟醸 吟吹雪
山田錦と玉栄を掛け合わせて作られた新しい品種の栽培米、吟吹雪を使用し、柔らかさを感じさせると同時に、はっきりとした辛口の味わいで仕上げられた逸品。アルコール度数15度。
七本鎗 無農薬純米 無有(むう)
無農薬で栽培された玉栄米を使用して純米酒を醸造したこのお酒は、米の豊かな旨味を存分に引き出し、力強い味わいが特徴。アルコール度数15度。
◆富田酒造
住所:〒529-0425 滋賀県長浜市木之本町木之本1107
電話番号:0749-82-2013
受付時間:9:00~17:00
公式サイト:http://www.7yari.co.jp/
笑四季酒造・甲賀市
忍者屋敷がある事で有名な甲賀市にある創業1892年(明治25年)の「笑四季酒造」。
地酒の名前にもなっている笑四季という言葉は、「酒は人生を楽しく暮らすときの糧となり、人と人とを絆ぐ潤滑剤の役目を担う。四季折々、酒を以って日々笑って過ごせるようにと願う」という意味で込められたそう。
笑四季は、添加物や調整を行わない自然な製法と、風味の損失を最小限に抑える技術を用いており、米の本来の魅力を最大限に引き出しているため、非常にファンが多いお酒です。
笑四季 センセーション 黒ラベル 生酒
爽快で新鮮な香りと豊かな味わいが特徴で、軽やかな後味も魅力。食中酒として、スパイシーなエスニック料理やヨーロッパ風の料理にもよく合うとの声もあります。アルコール度数15度。
笑四季 センセーション朱ラベル火入
豊かな香りを生み出すきょうかい901号酵母を用いたことにより、華やかな柑橘類の香りと、柔らかい甘みがありつつも、爽やかでスッキリとした後味の余韻が楽しめます。アルコール度数16度。
◆笑四季酒造
住所:〒528-0031 滋賀県甲賀市水口町本町1丁目7-8
電話番号:0748-62-0007
受付時間:9:00~17:00
公式サイト:https://www.emishiki.com/
川島酒造・高島市
慶応元年(1865年)創業の「川島酒造」。
人気銘柄の「松の花」と名付けられた由来は、「創業時、酒蔵建造のため伐採した古い松に対する忍びがたい思いを込めて」とのこと。
そんな地酒「松の花」は味がありつつも癖が少ないお酒となっており、食中酒におすすめです。
松の花 大吟醸 藤樹(とうじゅ)
爽やかでフルーティーな香りがあり、飲みやすい辛口なお酒。あっさりとした食事との相性が良いです。アルコール度数16~17度。
松の花 純米大吟醸 猩々之舞(しょうじょうのまい)
しっかりとした濃厚な味わいがあり、やや甘口なお酒。比較的どのような食事とも合わせやすいです。アルコール度数16~17度。
◆川島酒造
住所:〒520-1501 滋賀県高島市新旭町旭83
電話番号:0740-25-2202
受付時間:9:00~17:00
公式サイト:https://www.sake-kawashima.co.jp/
「GFC奥琵琶湖レイクシア」を拠点に、滋賀の銘酒を満喫しよう
※写真はイメージです。
今回は歴史ある酒蔵と滋賀県のおすすめの日本酒をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介した「上原酒造」や「富田酒造」、「川島酒造」などは弊社施設のGFC奥琵琶湖レイクシアから車で1時間以内で行ける場所にありますので、お土産選びにもおすすめです。
※お車でお越しの際には、試飲はご遠慮ください。
また滋賀県には30以上の酒蔵がありますので、今回はご紹介しなかった場所でも歴史ある酒蔵やおいしい地酒はまだまだあります。
GFC奥琵琶湖レイクシアに来た際は、美味しい地酒探しをしてみてはいかがでしょうか?
※お酒は20歳になってから
※飲酒運転は法律で禁止されています
※妊娠中や授乳時の飲酒は、胎児・乳幼児の発育に悪影響を与える恐れがあります