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プライベート感いっぱいの空間で優雅に泊まる「ヴィラ」とは

旅のスタイルを考えるとき、「あちこち観光して回り、ホテルは寝るだけ」という過ごし方もありますが、逆に宿泊施設にゆっくり滞在し、周囲の美しい自然を愛でながら快適なお部屋でリフレッシュするのも素敵ですよね。

そんな休日の過ごし方にもってこいなのが、プライベート感あふれる戸建てタイプの「ヴィラ」です。

今回は、ヴィラの由来や世界と日本での歴史、ヴィラに滞在してリゾートライフを愉しむ方法を紹介します。

 

「ヴィラ」の意味や由来は

なんとなくイメージは分かるものの、あらためて「ヴィラ」とは?と言われるとよく分からない……という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

歴史をひもとくと、ヴィラの語源は古典ラテン語の「ウィッラ」で、ローマ帝国の貴族たちが風光明媚な郊外の土地に建てた別荘のことをさしていました。

その後、しだいに建物の規模が大きくなり、周囲を壁で囲んだ中でブドウやオリーブを栽培してワインやオリーブオイルを製造し、自給自足型のひとつの村のようなヴィラが増えていったといいます。

英語で「村」はvillage(ヴィレッジ)ですが、その語源はこの時代のvilla(ヴィラ)ではないかといわれています。

その後、ルネサンス期のイタリアでは郊外の別荘や邸宅が盛んに建てられ、これらを再びヴィラと呼ぶようになりました。

近代になるとアメリカにもヴィラという単語が伝わり、西海岸のカリフォルニアなどを中心に、セレブの住む海辺の邸宅や別荘がヴィラと呼ばれています。

なお韓国では、一戸建てではなく集合住宅のうち高級なものをヴィラと呼んで区別しています。

参考:『ヨーロッパ建築史』昭和堂

 

日本でも人気が高まるリゾートヴィラ

日本では、明治以降に欧米の影響を受けて箱根・日光・軽井沢などの高原リゾート開発が始まりました。

その後、昭和の戦後高度成長期になるとスキー場やビーチに大型ホテルが併設されたリゾートが急増しましたが、市場が成熟するにつれて「個性的な宿泊施設に泊まりたい」「家族水入らずでゆったり泊まりたい」「自然を身近に感じて滞在したい」という人も増えはじめました。

そこで、大型のホテルに加えて敷地内に戸建てタイプのヴィラが点在し、家族や友人などでプライベートな時間をゆっくり過ごせるようなリゾートが各地に登場。別荘のような感覚ながらホテルのサービスを受けつつ優雅な休日が過ごせるとして人気が高まりました。

近年では、バーベキューなどアウトドア体験を愉しめるラグジュアリーな「グランピング」タイプのヴィラや、フロントに立ち寄ることなくチェックイン・チェックアウトまで済ませられる一棟貸しのヴィラなどさまざまなタイプが増えています。

プールやサウナ・露天風呂などを備えたラグジュアリーなもの、ウッドデッキやハンモックなど自然を満喫できるもの、ペットと一緒に泊まれるものなど、好みや都合に合わせて選ぶことができます。

2020年からのコロナ禍で「密を避け、近場で安心して滞在したい」というニーズの高まりもあり、今後もますますリゾートヴィラの人気は続くでしょう。

参考:論文『我が国近代リゾート地の発展過程に関する研究』

 

GFCのヴィラで別荘のような休日を

関西近郊の多彩なリゾート施設を、「所有しない別荘」として何度でも利用できる会員制リゾート・GFCでは、周囲の美しい風景や自然を満喫しながら、家族や仲間だけでゆったり宿泊できるヴィラタイプのお部屋を多数ご用意しています。

「GFC淡路グランデシア」は、瀬戸内海に面した海辺のリゾートで充実のグランピングを愉しめる「グランピングヴィラMOKU」が話題を集めています。

木のぬくもりを感じるヴィラは、60m²以上のウッドデッキを備え、スタイリッシュなダイニングセットやラウンジャーでくつろいで食事を愉しんだり、源泉かけ流しのヒノキ風呂から夕暮れの海を眺めて過ごしていただけます。

雄大な日本海が眼前に広がる「GFC越前パラデシア」には、グラスウォールで囲まれたラグジュアリーな「スマートヴィラ」をはじめ、「バリ」「シノワズリ」「数寄屋風」などそれぞれ趣の異なるインテリアのプライベートなヴィラが点在します。

紅葉の名所として知られる御在所岳の麓、湯の山温泉に佇む「GFC湯の山スパシア」は、全邸に天然温泉のついたハイクラスなヴィラが人気です。

いずれも定員は4~6名とゆとりがあるため、2世代・3世代旅行にも最適です。ペットも一緒に泊まれるお部屋もご用意しています。

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