長野の花の名所ガイド～春から初夏の花と高山植物を見にいこう
「日本一標高が高い県」長野には、関西よりも少し遅れて春が訪れます。3月頃から初夏にかけて、南から北へ、山麓から高原へとさまざまな種類の花や高山植物が季節の移り変わりとともに花を咲かせます。
今回は、春先から初夏に愉しめる花の名所を季節ごとにご紹介します。
GFC白馬リフラシアの行き帰りに足を伸ばして、可憐な花々の姿に信州の春を感じてみてはいかがでしょうか。
目次
3月頃から見られる長野の花
信州の3月は、まだ山々にも雪が残り早春の気配の中ですが、少しずつ花の便りも届き始めます。4月になると桃や桜など春を代表する花々も見ごろを迎えます。
「ザゼンソウの里」で珍しい座禅草を観察
ザゼンソウは冷涼な山間の湿地や谷地に生息するサトイモ科の多年草で、雪解けの頃、自ら発熱することでいち早く芽を出します。紫や褐色の苞（ほう）が白っぽい花の固まりを包むようすが坐禅を組んだ僧侶のように見えることからザゼンソウと呼ばれています。
諏訪市にある「ザゼンソウの里公園」では例年3月末頃にザゼンソウ祭りが開催され、林のそこここに花咲くザゼンソウの姿を遊歩道から観察することができます。
公式サイト：諏訪市 ザゼンソウの里公園
4月頃から見られる長野の花
4月といえばお花見の季節。長野にも全国的に有名な桜の名所はもちろん、ひと味違った「花桃」を愉しめるスポットもあります。
5000本もの花桃が咲き誇る桃源郷へ
花桃（はなもも）とは、観賞用の華やかな花を咲かせる種類の桃で、4月中旬から開花します。
長野県阿智村にある「昼神温泉郷」・「月川温泉郷」の周辺では、車窓から約40kmに渡り花桃の並木を眺めるドライブや、約5,000本の赤・白・ピンクの花桃が立ち並ぶ「花桃の里」の散策を愉しむことができます。
また同じ地区には、源義経が馬をつないだと言われる樹齢約400～500年のエドヒガンサクラ「駒つなぎの桜」もあり、時期が合えば両方を観賞できることも。
公式サイト：南信州 昼神温泉 公式観光サイト
多くの種類の桜でゆっくりお花見を
長野の桜の名所といえば、伊那市にある「高遠（たかとお）城址」。天下第一の桜ともいわれ、固有種のタカトオコヒガンザクラが山を埋め尽くす姿は圧巻です。
公式サイト：令和6年度（2024）高遠城址公園さくら祭り
また小諸市にある「小諸城址懐古園」は「日本さくら名所100選」にも認定されており、本丸跡を囲む石垣からは眼下に「桜の雲海」が臨めることで有名です。
関西よりは少し遅れて、4月中旬から、ソメイヨシノ・シダレザクラやヒガンザクラ・小諸固有の桜「小諸八重紅枝垂（コモロヤエベニシダレ）」などが少しずつ時期を変えて咲き誇り、長い期間お花見を愉しめるのも良いですね。
公式サイト：小諸市オフィシャルサイト
5月頃が見ごろの長野の花
高原に初夏の風が吹く5月、長野県では、おなじみの春の花に加えて関西ではなかなか見られない希少な高山植物も開花の時期を迎えます。
千曲川と開田山脈をバックに広がる菜の花畑
GFC白馬から車で約1時間、飯山市にある「菜の花公園」は、童謡「朧月夜」の舞台であり、全国の菜の花の名所TOP5にも選ばれた名所で、4月下旬～5月上旬にかけては一面の菜の花畑が見られます。
例年5月のGW前後には「いいやま菜の花まつり」も開催されます。
公式サイト：いいやま菜の花まつり｜長野県飯山市
高原に咲く可憐なすずらん
山梨県にほど近い長野県の富士見町からロープウェーで入笠山（にゅうかさやま）山頂公園へ上がると、日本アルプスの絶景とともに、さまざまな高山植物を観察できる遊歩道があります。5月下旬からは信州随一ともいわれるすずらんの群生地が開花を迎え、白く可憐な花々に出会えます。
本格的な登山道や手軽なトレッキングルートも複数あるので、山歩きが好きな方はぜひ訪れてみては。
公式サイト：Go NAGANO 長野県公式観光サイト｜入笠山のすずらん
国内有数の水芭蕉の群生地へ
GFC白馬から車で約1時間、秘境とも呼ばれ、「鬼」伝説の残る「鬼無里（きなさ）」の奥裾花自然園では、例年5月には水芭蕉の花が最盛期を迎えます。
湿原地帯に咲く80万本を超える水芭蕉は、密生度合いは日本一ともいわれるほど。足元がぬかるんでいることもあるため、長靴などを持参すると安心です。
公式サイト：奥裾花自然園｜長野市鬼無里観光振興会
春はGFC白馬リフラシアを拠点に花の絶景巡りへ
GFCは、関西から1泊で訪れることのできる6つのエリアの自然の中でゆっくりとくつろげる完全会員制リゾートです。
ホテルタイプのほか、戸建てタイプのヴィラやログハウス・グランピングなど多彩な「所有しない別荘」として、ご家族で・仲間と・お一人で、愉しみ方は無限大。一部のお部屋はペットのワンちゃんも一緒に滞在いただけます。
GFC白馬リフラシア（REFRASIA）は、日本アルプスの山々に面した白樺林のなかにある木のぬくもりが魅力の施設です。
スノーリゾートの時期が終われば、GFC白馬を拠点に長野県の花の名所を訪れ、信州の春を味わってみてはいかがでしょうか。
