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越前パラデシア周辺情報

冬こそ味わいたい!福井の冬限定『水ようかん』の魅力とは?

世間一般では夏のお菓子として親しまれている『水ようかん』。実は福井県では冬の定番お菓子として愛されていることをご存じですか?

今回は豆知識からお店の紹介、驚きのアレンジメニューまで、福井の水ようかん文化をとことん深堀り!こたつで味わうひんやりスイーツの魅力をお伝えします。


 

冬に食べるのはなぜ?福井独自の水ようかん文化


※写真はイメージです。

福井で水ようかんが広まったきっかけは、江戸時代から約200年続いた丁稚奉公の時代と言われています。

年末、丁稚奉公に出ていた福井の少年たちが帰省する際、手土産として人気を博していたのが『練りようかん』。少年たちが持ち帰ったようかんに水と寒天を加えて炊きなおし、かさを増やして食べたのが『水ようかん』の始まりとされています(諸説あり)。

水ようかんは練ようかんに比べ水分量が多く糖度が低いことから、冷蔵庫がない時代、夏場の保存には不向き。そのため福井では寒い冬に愉しむスイーツとして、徐々に県内に浸透していきました。

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福井の水ようかんの特徴は、箱に直接案を流し入れて固める『一枚流し』という製法。あらかじめ水ようかんに入っている切れ目に沿って、付属のヘラでそのまますくって食べるのが主流とされています。

冬場のおやつやおせち料理のデザートとして家庭で手作りすることも多く、福井の人々にとって、水ようかんは身近な甘味として今なお親しまれています。

 

福井各地の味を食べくらべ!水ようかんの名店10選


※写真はイメージです。

福井では県内の和菓子屋をはじめ、餅屋や饅頭屋、果ては洋菓子店まで、様々なお店で水ようかんが作られています。

今回は福井県内の各エリアから、ぜひ食べくらべていただきたい水ようかんの名店をご紹介します。

 

福井市:えがわ

1937年に和菓子屋として創業。1950年には水ようかん専門店として業務展開を始めた「えがわ」

大釜でじっくりと炊き上げた餡子で作る水ようかんは、しっとりなめらかな口当たり。沖縄県産黒糖のコク深い甘みがクセになる一品です。

◆えがわ
住所:〒910-0024 福井県福井市照手3丁目6-14
電話番号:0776-22-4952
水ようかん販売期間:10月中旬~3月
公式サイト:https://www.egawanomizuyoukan.com/

 

福井市:久保田製菓

1951年に甘納豆専門店として開業し、後に水ようかんを製造・販売したところ大人気商品となった「久保田製菓」。注文をいただいてから毎朝、一釜一釜炊き上げる昔ながらの製法にこだわっています。

こしあんと黒糖の甘みを生かしつつ、すっきりとした後味に仕上げるのは、豆の魅力を知り尽くす専門店の成せる技

◆久保田製菓
住所:〒918-8204 福井県福井市南四ツ居2丁目1-36
電話番号:0776-54-1620
営業時間:10:00~18:00
定休日:年中無休
水ようかん販売期間:11月~3月
公式サイト:https://www.kubota-mizuyoukan.com/

 

大野市:亀寿堂

名水百選の地・大野市に店舗を構える、郷土菓子とプリンの専門店「亀寿堂」。清らかな地元の地下水と北海道産小豆をベースに、飽きのこない上品な甘さに仕立てています。

“天空の城”として名高い越前大野城の麓にあるお店なので、観光の際にはぜひお立ち寄りください。

◆亀寿堂
住所:〒912-0081 福井県大野市元町2-1
電話番号:0779-66-4417
営業時間:8:30~20:00
定休日:年中無休
水ようかん販売期間:11月~3月

 

勝山市:観山洞

1955年の創業以来、卓越した技術で見映え・味共に優れたお菓子を生み出し続ける名店「観山洞」。名物の水ようかんは、なんとコーヒーを隠し味にしているのだとか!

ほんのりビターな香りとさっぱりとした味わいで食べやすく、大人のおやつタイムにぴったり。食べ応えのある『大』、お試しに丁度良い『小』と、ふたつのサイズから選べるのも嬉しいポイント。

◆観山洞
住所:〒911-0054 福井県勝山市北郷町東野28-47
電話番号:0779-89-1102
営業時間:8:30~17:00
定休日:毎週水・日曜日
水ようかん販売期間:11月~2月末
公式サイト:https://www.kanzandou.co.jp/

 

越前町:シュトラウス金進堂

海外で修業を積んだオーナーが営む、ドイツ・ウィーン(オーストリア)菓子の専門店「シュトラウス金進堂」。大正13年から続く和菓子店でもあり、代々受け継がれてきた水ようかんは、お店の看板商品です。

絹のようになめらかな舌触りと自然な甘さがやみつきに!後味にほんのりチョコが香る『ショコラ水羊かん』は、洋菓子店ならではの発想が光る一品です。

◆シュトラウス金進堂
住所:〒915-0062 福井県越前市姫川2丁目3-39
電話番号:0778-22-1471
営業時間:10:00~18:00
定休日:毎週水曜日
水ようかん販売期間:11月~3月
公式サイト:https://www.strauss-kinshindo.com/

 

鯖江市:亀屋萬年堂

東京「亀屋萬年堂」より屋号を授かり、2025年で創業100年を迎える老舗の和菓子店。名物の水ようかんは、第27回全国菓子博覧会・三重にて農林水産賞を獲得した、お墨付きのおいしさです。

特等の沖縄県産黒糖で作るほっこりとした甘みを、心ゆくまでお愉しみください。

◆亀屋萬年堂
住所:〒916-0026 福井県鯖江市本町1丁目2-13
電話番号:0778-51-0230
営業時間:8:30~18:30
定休日:毎週木曜日
水ようかん販売期間:12月~3月

 

あわら市:なべや菓舗

あわら温泉街の中心地にて、女性店主が切り盛りする名店「なべや菓舗」。50年以上愛され続ける水ようかんは、小豆を炊く際に何十回も灰汁を取ることで、風味をしっかりと残しつつ、みずみずしい味わいに仕上がるのだとか。

雪の結晶をモチーフにしたパッケージは、店主の息子さんが新しく手掛けたもの。“伝統と家族の温もり”をイメージしたというデザインは、贈り物や手土産にもおすすめです。

◆なべや菓舗
住所:〒910-4104 福井県あわら市温泉5丁目1403
電話番号:0776-77-2626
営業時間:8:30~19:00
定休日:年中無休
水ようかん販売期間:11月中旬~3月

 

坂井市:酒万寿処にしさか

北前船で栄えた三国湊の伝統菓子・酒まんじゅうが名物のお店「にしさか」

長年培った餡作りの技をいかんなく発揮した水ようかんは、小豆の味が濃厚!しっとりとした食感がやみつきになるおいしさです。

◆酒万寿処にしさか
住所:〒913-0046 福井県坂井市三国町北本町4丁目2-14
電話番号:0776-82-0458
営業時間:9:00~18:00
定休日:毎週木曜日
水ようかん販売期間:11月~3月
公式サイト:https://www.nisisaka.com/

 

永平寺町:朝倉匠庵

永平寺の宗祖・道元の教えと、福井の食材を地元に伝わる方法で料理にする“土産土法”という考えを守り抜き、多彩な美味を生み出す「朝倉匠庵」

地下120mから汲み上げた白山の伏流水で作る水ようかんは、甘さ控えめで老若男女に愛されるお味。福井の水ようかんでは珍しく常温で日持ちし、個包装で分けやすいので、お土産にもうってつけです。

◆朝倉匠庵
住所:〒910-1222 福井県吉田郡永平寺町諏訪間65-1-1
電話番号:0120-29-1101
公式サイト:https://www.asakura-e.com/

 

敦賀市:笑福堂

1950年の創業以来、羽二重餅や豆落雁など、昔ながらのお菓子を製造販売する「笑福堂」

日本三大葛のひとつ・若狭『熊川くず』を使った水ようかんは、ひとつひとつ手作りのため、販売数は一日限定70食!とろけるような口溶けがたまらない、貴重な味わいをお愉しみください。

◆笑福堂
住所:〒914-0812 福井県敦賀市昭和町2丁目21-31
電話番号:0770-22-4747
営業時間:月~木|11:00~18:00、金|11:00~20:00
定休日:毎週土・日曜日
水ようかん販売期間:11月~3月
公式サイト:https://www.shoufukudou.com/

 

小浜市:御菓子処 伊勢屋

1830年、上田家三代目・上田與三郎によって創業された「御菓子処 伊勢屋」。「菓子作りの原点はおいしい水でなければならない」という理念のもと、『平成の名水百選』に選ばれた“雲城水(うんじょうすい)”を使った和菓子作りを心掛けています。

甘みを白糖のみで仕上げる水ようかんは、あっさりとしたお味でお茶うけにぴったり。200年近く愛され続ける伝統の味を、ぜひこの機会にお試しください。

◆御菓子処 伊勢屋
住所:〒917-0071 福井県小浜市一番町1-6
電話番号:0770-52-0766
営業時間:8:30~17:30
定休日:毎週水曜日
水ようかん販売期間:11月~3月
公式サイト:https://obama-iseya.com/

 

新感覚グルメが続々!水ようかんのアレンジスイーツ


※写真はイメージです。

「福井の水ようかんのおいしさを、もっと気軽に愉しんでもらいたい」。そんな思いから生まれた水ようかんのアレンジスイーツが、福井の新たなご当地グルメとして親しまれています。

 

プリン:永平寺だるまぷりん

「日本一修業が厳しい」と謳われる「永平寺」に程近いプリン専門店「永平寺だるまぷりん」。“禅”と関わりが深い“だるま”をモチーフにしている事から、「日本一縁起の良いスイーツ」としてメディアで話題になりました。

中でも「水ようかん」は福井ならではの味が愉しめる冬限定フレーバーとして大人気。水ようかんの弾力と小豆の素朴な甘さ、プリンのなめらかな舌触りが絶妙にマッチし、最後のひとくちまでおいしくいただけます。

◆永平寺だるまぷりん
住所:〒910-1228 福井県吉田郡永平寺町志比28-2
電話番号:0776-63-3333
営業時間:10:00~17:00
定休日:年中無休
公式サイト:https://daruma-pudding.com/

 

ソフトクリーム:道の駅恐竜渓谷かつやま

2020年オープン、巨大な恐竜のモニュメントが出迎える「道の駅恐竜渓谷かつやま」。施設では勝山市内外のお土産や農産物、恐竜グッズなどを販売しています。

こちらのテイクアウトメニューとして人気を集めているのが『水ようかんソフト』。黒糖とこし餡をブレンドした優しい甘みは、ドライブの合間のおやつにぴったり。固めに作られているので、食べている最中に溶けにくい点も魅力です。

◆道の駅恐竜渓谷かつやま
住所:〒911-0044 福井県勝山市荒土町松ヶ崎1-17
電話番号:0779-89-2234
営業時間:9:00~17:00
定休日:毎週火曜日
公式サイト:http://katsuyama-navi.jp/michieki/

 

ハンバーガー:道の駅西山公園

日本海随一のつつじの名所「西山公園」の隣に位置する、豊かな自然に恵まれた「道の駅西山公園」。つつじの開花時期には飲食スペースから花の絶景を愉しめると評判です。

こちらの水ようかんアレンジメニューは、なんとハンバーガー!きな粉とバターを塗ったバンズに、地元の和菓子屋さんに特注した水ようかんと、たっぷりの生クリームを豪快にサンド。

ボリューミーながら甘みが程良く、ランチにもおすすめの一品です。

◆道の駅西山公園
住所:〒916-0027 福井県鯖江市桜町3丁目9-950
電話番号:0778-51-8181
営業時間:9:00~18:00
定休日:年中無休
公式サイト:http://www.nishiyama-park.jp/

 

冬に福井旅行を愉しむなら、水ようかんをお土産に


※写真はイメージです。

福井の冬を象徴する伝統菓子・水ようかん。家族や友人と一緒にこたつに籠もり、箱入りの水ようかんをみんなで分け合いながら食べる『絆を深めるお菓子』として、長年愛され続けてきました。

「GFC越前パラデシア」を拠点に冬の福井旅行を愉しまれる際には、ぜひチェックしてみてくださいね。

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