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湯の山スパシア周辺情報

三重・湯の山で旅行の思い出づくりに萬古焼の陶芸体験を楽しむ

 

「湯の山スパシア」のある三重県・菰野町は鈴鹿山脈の御在所岳の麓に位置する町。四季折々の自然の魅力を感じられるエリアです。300年以上続く「萬古焼」は隣町の四日市とともに菰野町を代表する伝統工芸。味わいのある土鍋や急須を手にしたこともあるかもしれません。

湯の山スパシアを訪れた際には、萬古焼の窯元直営のお洒落なブランドショップとして注目の「かもしか道具店」が開催する陶芸体験で“職人気分”を味わってみてはいかがでしょうか。


 

萬古焼の窯元直営ショップ「かもしか道具店」で陶芸体験


※出典:かもしか道具店

鈴鹿山脈を望むのどかな風景の中、田んぼの真ん中に佇む倉庫のような店構えの「かもしか道具店」。萬古焼の窯元・山口陶器がブランドショップとしてオープンしたお店です。店内には人気の「ごはんの鍋」や土鍋をはじめとしたさまざまなタイプの鍋や、急須、陶のフライパンやお皿、カップなど多彩なデザインの陶器類が綺麗にディスプレイされ、見ているだけで気分が上がります。

お目当ての陶芸体験は店内の一角にあるワークショップエリアで開催(前日までに要予約)。ろくろを使わず、板状の粘土を石膏型に押し付けて形を作る「たたら成形」という技法で制作します。(所要時間約1時間半)

 

自分だけのデザインの作品に仕上げる


※出典:かもしか道具店

 

体験メニューのひとつ「食器作り」ではお皿やボウル、小鉢などの食器を制作。石膏型の形状に合わせて型抜きした土を貼り付けていき、綺麗な曲線に仕上がるように手びねりで成形していきます。お店の人が優しく指導してくれるので、陶芸初心者の方や子どもさんでも安心して制作することができます。

模様付けのスタンプなどのアイテムも種類豊富に揃っており、自分の好きなデザインを選んで表面に模様を施します。こうして出来上がった作品は自分だけのオリジナル感覚あふれるデザインの1品に。石膏型を外して口元を仕上げたら、白色・桃色・あめ色・黄色・緑色の5種類の釉薬サンプルから好きな色を選んで工程は終了です。

余った粘土で箸置きなどの小物を制作するのもオススメ。

成形した作品はお店側で乾燥・焼きの工程を経て、約1ヶ月ほどかけて完成。自宅に送付してもらうこともできます。どんな作品に仕上がって届くのか楽しみですね。

 


※出典:かもしか道具店

 

植木鉢や土鍋作りの体験メニューも


※出典:かもしか道具店

陶芸体験のメニューは全部で4種類。「食器作り」の他には、

「陶芸×盆栽 ハチにわづくり」
植木鉢を手作りで制作します。白色・桃色・あめ色・黄色・緑色の5色から選んで、約1ヶ月かけて焼き上がり。盆栽ショップ「鉢マニア」とコラボしており、鉢の完成後は好きな植木を選んで小さなお庭を作る「盆栽体験」を楽しむこともできます。

「土鍋作り」
萬古焼の土鍋は全国の生産高の約8割を占めるほどの代表的な存在。湯豆腐や鍋焼きうどんなどにピッタリの“1人鍋サイズ”の土鍋の制作体験です。焼き上がりまでは約1ヶ月。白・黒・茶の3色から好きな色を選んで仕上げてもらいます。

他にも「蚊やり豚の絵付け」(夏季限定)の体験メニューも。
夏の風物詩、キュートな形状の「蚊やり豚」は夏場になると「かもしか道具店」の店頭を飾る人気アイテムのひとつ。カラフルな陶芸用の絵の具を使って絵付けして、自由な発想でオリジナルデザインの作品を制作します。こちらも焼き上がりまでは約1か月。自宅に発送してくれます。

 

注染手ぬぐいや組子、漆椀の絵付けなどの「手しごとの体験会」も開催


※出典:かもしか道具店

「かもしか道具店」では陶芸体験に加えて、折々に「期間限定週末ワークショップ 手しごとの体験会」を開催しています。大阪の伝統技法「注染」によるミニ手ぬぐいの染め上げから始まって、釘を使わずに木を組み付ける伝統技法「組子」体験、三重県産ヒノキの一枚板を使ったテーブル作り、エコバッグのシルクスクリーン加工やグラスアートなど多彩なラインアップで開催。

2022年5月以降もステンドグラス作りや金属アクセサリー作り、漆碗の絵付けなどのプログラムが予定されており、普段体験する機会の得られないような“手仕事”を熟練の職人から伝えてもらえる貴重な機会となります。湯の山スパシアへ出かける際にはぜひスケジュールをチェックしてみください。

 

店内では気鋭の窯元によるデザイン性豊かな陶器に出会える


※出典:かもしか道具店

「かもしか道具店」は元々萬古焼の窯元・山口陶器が2014年に立ち上げた陶器ブランド。菰野町から眺める鈴鹿山脈には天然記念物のニホンカモシカが生息しており、かつては菰野町・御在所岳の山頂に世界唯一のカモシカ専門動物園「日本カモシカセンター」が開園していました(2006年に閉園)。菰野町の町獣でもあり、ブランド名からは地域を代表するブランドを作りたいという窯元の思いが伝わってきます。

「かもしか道具店」の店内には山口陶器をはじめとした気鋭の窯元が集まって立ち上げた「4th-market」ブランドの陶器も。デザイン性に優れた陶器に囲まれ、伝統と現代の感覚を融合したものづくりの魅力に出会えるのも魅力です。湯の山スパシアから「かもしか道具店」までは車で15分程度。旅行の思い出づくりにぜひ立ち寄ってみてください。

 

◆かもしか道具店 陶芸体験
住所: 三重県三重郡菰野町川北2834-2
TEL:  059-327-6555
開催日時: 毎日開催 ①10:30〜12:00 ②14:30〜16:00
営業時間: 10:00〜17:00(12〜2月は平日10:00〜16:00/土日祝10:00〜17:00)
料金:
食器作り 3300円
陶芸×盆栽「ハチにわづくり」5500円
土鍋作り 5500円
蚊やり豚の絵付け 2200円
HP: かもしか道具店 https://www.kamoshika-douguten.jp

この記事を書いた人
編集室「文音」
三重県在住フリーランス ライター&編集者。前職は情報誌編集長。観光スポットや企業、人物インタビューなどの取材を手がけています。

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