越前がに、ふくい甘えび…冬の福井で食べたい絶品食材は?おすすめのお店や食べ方も紹介
「福井の冬の味覚」と聞いて、みなさんは何を思い浮かべますか?
「越前がに」を思い浮かべる方も多いかもしれません。越前がにの漁は、11月上旬から3月下旬まで行われ、まさにこれからが旬の食べ物です。
また、越前がに以外にも美味しい海の幸がたくさんあります。「越前がれい」「ふくい甘えび」などは、これから旬を迎えます。
今回は、冬の福井で愉しめる旬の味覚を紹介します。美味しい食べ方やおすすめのお店もまとめましたので、冬の福井に行く方はぜひ参考にしてください。
目次
唯一の皇室献上ズワイガニ「越前ガニ」
※写真はイメージです。
福井の冬の味覚代表「越前ガニ」は、福井県内の漁港で水揚げされる雄のズワイガニを指します。足につけられた黄色いタグが目印です。
福井県での越前ガニ漁は、毎年11月6日から。この日から、福井県内の至る所で越前ガニが食べられるようになります。漁期は翌年3月20日までです。
これからが旬の越前ガニですが、ズワイガニの中で唯一、毎年皇室に献上されているズワイガニなのだそう。1922年より皇室に献上されており、古くから最高級品種として有名です。
越前ガニの王道の食べ方は、茹でガニです。鮮やかな甲羅の朱色と、甘く引き締まった白い身が食欲をそそります。茹でガニは塩と茹で加減が重要で、越前の言葉に「カニ見十年、カニ炊き一生」という言葉があるほど。良いカニの見極めに10年、美味しく調理するためには一生の修行が必要という意味で、それだけカニの調理は難しいのです。
※写真はイメージです。
越前町を中心に、福井県内には越前ガニを食べられるお店がたくさんあります。その中でおすすめなのが「越前海鮮処 蟹かに亭 水仙ランド店」(丹生郡越前町)です。GFC越前パラデシアから車で12分ほどの場所にあります。越前漁港から水揚げ後直送された新鮮な越前ガニが愉しめます。テラス席からは越前海岸が一望できますよ。
◆越前海鮮処 蟹かに亭 水仙ランド店
住所:〒916-0303 福井県丹生郡越前町血ヶ平25-2 越前岬水仙ランド下
電話番号:0778-43-6272
営業時間:11:00~14:30
定休日:毎週月・火曜日
公式サイト:https://kanikanitei.com/
淡白な味の中に独特の風味がある「越前がれい」
※写真はイメージです。
「越前がれい」は、福井県内で水揚げされたアカガレイです。県内で水揚げされるカレイは10種類以上ですが、その中で最も多く漁獲されています。高級ブランドとして知られる若狭かれい(若狭湾で水揚げされたヤナギムシガレイの干物)よりも値段が安いため、福井県民に愛されています。
漁期は毎年9月〜翌年5月ですが、12月〜3月が旬の越前がれい。肉厚でふっくらした身は淡白ながらも甘みがあります。焼き魚、煮付け、揚げ、干物などさまざまな調理法が愉しめますが、中でもおすすめの食べ方はお刺身です。コリコリした食感と甘みが美味しく、地元ではよく食べられているのだそう。
※写真はイメージです。
越前がれいが愉しめるおすすめのお店は「ふくい鮮いちば」(福井市)。「福井市中央卸売市場」の中にあり、海鮮だけでなく野菜や果物、花などを扱っています。「ふくい鮮いちば」は一般の人も購入できるエリアです。いくつかの飲食店が入っており、そこでは越前がれいを始め、新鮮な海鮮丼や定食が愉しめます。
◆ふくい鮮いちば
住所:〒910-0836 福井県福井市大和田1丁目101
電話番号:0776-53-0001
営業時間:9:00~14:30
定休日:毎週日・水曜日
公式サイト:http://www.fukui-market.jp/guide/senichiba.php
2021年からの新ブランド「ふくい甘えび」
※写真はイメージです。
「ふくい甘えび」は、福井県沖で獲れた甘えびのこと。甘エビの県内外での認知度向上を目的に、2021年に誕生した新ブランドです。漁期は5月から1月です。
大きさが「中」銘柄以上、水揚げからセリまでが24時間以内のものが、ふくい甘えびと呼ばれます。キャッチコピー「真っ赤な幸せ、届けます。」には、「幸福度日本一の福井から新鮮な甘えびを届けたい」という想いを込められています。
とろけるような食感とねっとりした甘さが特徴で、獲れたばかりの甘えびは一味違うとのこと。お刺身や塩焼き、唐揚げ、鍋料理などで食べられています。中でもおすすめなのが、お刺身やお寿司。ふくい甘えびの味がダイレクトに感じられ、濃厚な旨味や甘みが絶品です。
※写真はイメージです。
ふくい甘えびが愉しめるおすすめのお店は「れいちゃん」(福井市)です。お刺身はもちろん、海鮮丼や定食などが愉しめます。GFC越前パラデシアからは車で15分ほどの場所にあります。
◆れいちゃん
住所:〒910-3552 福井県福井市茱崎町13-23-19
電話番号:0776-89-2179
営業時間:11:00~16:30
定休日:毎週水曜日
公式サイト:https://r021600.gorp.jp/
トラフグの中でも高級品といわれる「若狭ふぐ」
※写真はイメージです。
若狭湾で養殖されたトラフグには「若狭ふぐ」というブランド名が付けられています。トラフグは食用とされているフグの中でも高級で最も美味しいと言われ、まさにふぐの王様。その中でも若狭ふぐは京阪神を中心に人気があるトラフグです。
若狭湾は日本最北のトラフグ養殖地です。3〜5月は他の地域に比べ、雪解け水の影響で海水温が低い期間が長いため、身が引き締まっており、甘みが濃縮されているといわれています。生産者の工夫により1年中愉しめる若狭ふぐですが、旬は11〜3月です。
フグ料理といえば刺身(てっさ)やフグ鍋(てっちり)が有名ですが、福井ならではの若狭ふぐの煮付けがおすすめ。濃いめの味付けとふっくらした身がご飯に合います。またフグは加熱すると甘みが増すため、焼きフグや天ぷらも美味しいですよ。
※写真はイメージです。
若狭フグを愉しむなら江上鮮魚店直営のレストラン「レストラン源治」がおすすめ。若狭フグをはじめ、若狭湾で取れた魚介類を使用したメニューが豊富です。お子様メニューもあるので、ご家族での利用にも良いですね。
◆レストラン源治
住所:〒919-2225 福井県大飯郡高浜町宮崎63−24-1
電話番号:0770-72-2522
営業時間:11:00~20:30
定休日:毎週木曜日
公式サイト:https://egami.info/genji/
臭みのないお刺身が絶品!「小浜よっぱらいサバ」
※写真はイメージです。
「小浜よっぱらいサバ」は、小浜市田烏の養殖場で餌とともに酒粕を与えられて育ったサバです。名前に「よっぱらい」が入っていますが、お酒の成分はないため、お子様でも安心して食べられます。
かつて小浜市は有名なサバの産地でした。しかし近年は乱獲などにより水揚げ量が激減。小浜のサバを復活させるべく、2016年からサバの養殖が行われるようになりました。
小浜よっぱらいサバは、深い旨味と甘みがあり、臭みがない爽やかな風味が特徴です。臭さがないため、魚の生臭さが苦手な方でも愉しめます。
小浜よっぱらいサバのおすすめの食べ方はお刺身、中でも酢で締めたりしないお造りです。厳重な管理のもと飼育されているため、アニサキスなどの寄生虫の心配はないとされています。程よい弾力と、刺身用に整えられた脂乗りが最高です。
※写真はイメージです。
おすすめのお店は、小浜市にある「海鮮レストラン海幸苑」。若狭の魅力を知れる施設「若狭フィッシャーマンズ・ワーフ」の2階にあるレストランです。よっぱらいサバの炙り丼やお刺身などが提供されています。
◆海鮮レストラン海幸苑
住所:〒917-0081 福井県小浜市川崎1丁目3-2 若狭フィッシャーマンズワーフ 2F
電話番号:0770-52-3111
営業時間:11:00~15:30
定休日:無し
公式サイト:http://www.wakasa-fishermans.com/food
GFCでも11月より「越前がに」を使ったメニューが登場!
冬の福井には、越前ガニをはじめ、さまざまな旬の海の食材があります。福井旅行の際に、食べてほしいものばかりです。
また、GFCの施設でも越前ガニ付きの料理が愉しめますよ。
福井県福井市にある「GFC越前パラデシア」では「越前がに付きフレンチディナーコース」が愉しめます。越前ガニとフレンチを一緒に味わえるコースとなっています。
また、滋賀県長浜市の「GFC奥琵琶湖レイクシア」でも越前ガニが愉しめます。こちらのレストランで提供している越前ガニは、調理直前まで酸素が送られている水槽で保管し、海と同じ環境で鮮度をキープ。新鮮な越前ガニをお値打ち価格で提供しております。
「活け越前がにフルコース」と「活け越前がに鍋コース」、「茹で越前がに付き和会席コース」の3種類をご用意。茹で越前がに付き和会席コースは、ちょっとだけ越前がにを食べたい人におすすめです。
どちらの施設のメニューも、2023年11月7日(火)〜2024年3月中旬までの冬季特別メニューとなっております。また全てのコースは3日前までの予約が必要です。予約は今月からスタートしているので、気になる方はお早めにお申し込みください。
この冬は、福井ならではの美味しい味覚を堪能してみてはいかがでしょうか?