400年の歴史巡りの旅!丸岡城と明智光秀ゆかりの丸岡称念寺と絶対に食べておきたい名物グルメ
福井県は2023年度末に北陸新幹線の開通を予定しています。
予定されている駅は北から芦原温泉、福井、越前たけふ、敦賀の4駅です。新幹線が開通すれば、人出も多くなります。特に沿線に近いあわら市、坂井市、福井市、越前市などは大変便利です。
今回は、空いている今のうちに行っておきたいお城と名物グルメをご紹介します。
目次
400年の歴史を刻む現存天守、丸岡城
国重要文化財 丸岡城へのルート
坂井市丸岡の丸岡城は、福井駅から直通路線バスが出ています。
車なら武生インターかひとつ北側の鯖江インターから丸岡インターで下りればまもなくなので、トータルでも1時間程度です。丸岡城には駐車場があります。
バスは福井駅前から1時間に2本出ています。乗車時間は約50分です。お城の真下、丸岡城バス停まで行ってくれます。
丸岡城は山城ではなく平地に建つ平城ですが、それでも少し丘に登ります。入り口付近には日本庭園式公園があり、歴史民俗資料館には、歴代城主ゆかりの品が展示されています。
丸岡城との共通チケットで入館できますので、寄ってみてはいかがでしょうか。
『福井鉄道株式会社』
福井県越前市北府2丁目5番20号
TEL. 0778-21-0700
公式サイト:https://fukutetsu.jp/
『坂井市丸岡歴史民俗資料館』
福井県坂井市丸岡町霞4-12
電話 0776-67-0001
開館時間 午前8:30~午後5:00(入館は午後4時30分まで)
入館料 大人300円 小人150円(丸岡城と共通券)
休館日程は原則年末年始のみです。
公式サイト:坂井市丸岡歴史民俗資料館
江戸時代そのままに残る城
2層3階建ての丸岡城、大きい城ではありません。石垣を登る石造りの階段も直線のシンプルで装飾もなく機能的に出来ています。
そして、お城の定番、急すぎる階段です。
お城の階段は本来こういうものですが、観光客への安全配慮で作り変えるところが多いのですが、昔のままなところがいいです。
内部も特に展示や説明ということもなく、昔の柱や壁がむき出しになっています。余計なことはせずにありのままを見ることができます。
急な階段を2回上がると、最上階の天守閣へ。
屋根が、瓦ではなくて笏谷石(しゃくだにいし)という福井特有の石で出来ているそうです。
天守からは、福井平野が見渡せます。
丸岡城の周辺は、日本庭園式公園の「霞ヶ城公園」として整備されており、歴史的・文化的資源を有効に活用している公園として、「日本の歴史公園百選」に選ばれていますし、400本のソメイヨシノが植えられ、「日本さくら名所100選」にも選ばれていますが、現在、国宝にする動きがあるようです。姫路城や犬山城など国宝の城は現在5つだけですが、6つめになるかもしれません。
新幹線開通に合わせて国宝になったら、人出は増えるでしょうし、今の入城料金では入れなくなるかもしれません。
『越前丸岡城』
福井県坂井市丸岡町霞町1−59
入城料金 大人450円 / 小人150円 / 団体割引あり
営業時間 8:30〜17:00(最終入場は16:30)
休城日 年中無休
公式サイト:https://maruoka-castle.jp/
食事どころも入るお土産屋さんの茶屋
出典:一筆啓上茶屋
●穴場グルメはカレー
園内には「一筆啓上茶屋」という変わった名前の休憩施設があります。お土産屋さんのほか、おそば屋さんとカレー屋さんがあります。
おそばもいいのですが、意外な穴場グルメがカレー屋さんです。こちらの「カレーランド」さんでは地元のお肉を使ったカレーを、庭園を見ながら食べられます。
●おやつには「さくらひらく」
さらに、「さくらひらく」というおススメのおやつがあります。ピンク色のパッケージで、餡を甘めの生地で包んでいるのですが、さくらの香りがします。ぜひおやつに食べて欲しいです。
ここでは毎年、一筆啓上賞として『日本一短い手紙』を募集しています。30回を数える人気の公募賞です。毎年5万を越える応募があり、シンガー・ソングライターの小室等さんや俳人の夏井いつきさん、福井出身の作家、宮下奈都さんら5人が審査し、大賞だけで数編選ばれ丸岡城をはじめ県内各地に発表され、賞金も出ます。
※日本一短い手紙、一筆啓上賞の応募要項:「第30回一筆啓上賞」今年のテーマ「挑戦・チャレンジ」。テーマに沿ったメッセージを40字以内の手紙形式の短文で表現する。応募用紙または便箋(びんせん)に住所、氏名、年齢、職業、電話番号を明記し、〒910・0298 福井県坂井市丸岡町 一筆啓上賞「挑戦」係へ封書で送る。締め切りは10月21日(消印有効)。
『一筆啓上茶屋』
福井県坂井市丸岡町霞町3丁目1−3
開館時間 9時~18時
年末年始以外年中無休
公式サイト:http://chaya.jp/
明智光秀ゆかりの丸岡称念寺
出典:称念寺
2020年の大河ドラマ主人公で本能寺の変をおこした明智光秀は、30歳代の10年近くを福井で過ごしたといわれています。そのときに住んでいたのが丸岡にある時宗のお寺、称念寺です。
その時はまだ丸岡城はありませんでした。明智光秀の娘で本能寺の変ののち悲劇の運命を辿った細川ガラシャはここで生まれました。
境内には南北朝時代の最強武将といわれる新田義貞の墓所があります。
丸岡城からはバスで「八つ口」バス停から徒歩15分か、京福バス「 舟寄」バス停から徒歩10分ですが、本数は少なめになります。車なら丸岡城から10分程度です。駐車場は境内北側の墓地用の駐車場があります。(新幹線の高架側へ回るとわかります。)
こちらのご住職さんは法話が上手なことで知られています。ただ難しい話をするのではなく、難しいことをやさしく、冗談やユーモアを交えて語ってもらえます。
『称念寺』
福井県坂井市丸岡町長崎19-17
称念寺 0776-66-3675
※称念寺には無人のことがありますが、境内は自由、拝観無料。住職はすぐ近くの保育園の園長さんをされており、本堂などの内部拝観は予約をおススメします。新田義貞公募所の内部は通常非公開となっています。詳しくはホームページなどで確認してください。
http://shonenji.net/
※10名以上の団体ならご住職の法話とボランティアガイドのによる解説セットコースをおススメします。
時間 9:00~16:00
料金 ガイド料:1団体20名ごとにガイド1名@1,000円
休み 年末年始
ガイド所要時間約40分(お時間は相談に応じます)
問合せ先 明智光秀ゆかりの称念寺観光おもてなし実行委員会 DMOさかい観光局内
https://kanko-sakai.com/feature/detail.php?id=9
TEL:0776-82-1555
FAX:0776-82-6988
e-mail:akechi@kanko-sakai.com
完成間近! 日本初の新幹線と一般道路が一体になった併用橋
※新九頭竜橋(仮称)完成イメージ図 福井県提供
出典: 福井県ホームページ
称念寺から少し南の九頭竜川では、現在新幹線の橋の工事が進んでいるのですが、この橋が完成すると日本初、新幹線と一般道路が一体になった併用橋なのです。
今まで、在来線と一体の橋はよくありましたが、新幹線ははじめてになります。
今年2022年の10月に開通予定、新幹線が通るまでは当面車と歩行者のみになりそうですが、九頭竜川を新幹線と一般車両が同時に走る姿はまもなく見られそうです。
おそばの名店 「手打そば やっこ」
福井には越前そばという名物があり、越前市を中心に県内各地で提供されています。
激戦区は越前・武生あたりですが、福井市にもいいおそば屋さんがあります。
もっともおススメなのが、福井駅からまっすぐ東へいったところにある、「手打そば やっこ」です。
幹線道路から2本入った場所で、普通の住宅街にあります。看板は出ていますが、控えめなので通り過ぎてしまいそうです。
お昼の時間帯ということもあり、お客さんが2組ほど待っている状態でした。
店内はやや奥に広く、イスの席が10席ほどの他に10畳ほどのお座敷もあります。メニューはカツどんなどのどんぶりものもありますが、やはりおろしそばがいいです。福井県産の特上の玄(くろ)そばを100%使用しています。
麺は太打ちと細打ちを選べるのも、細打ちでもコシがあって美味しいのもいいです。太打ち麺はボリュームがありすぎるほどの太さです。また、そば湯がちゃんといただけるところもいいです。福井を観光するならば、福井名物グルメの手打ちそばは見逃せないですね。
カツどんは、もちろん普通のカツどんではなくて、福井名物ソースカツどんです。
メニュー例:おろしそば720円 ざるそば900円 カツどん950円
手打そば 『やっこ』
福井県福井市城東1丁目4−18
電話:0776-22-3472
水曜定休・営業時間はお昼の時間帯と夜の時間帯があり、曜日により変動します。詳しくはグルメサイトなどで随時確認してください。
営業時間: 2022年5月時点です。
月曜日 11時00分~15時00分, 17時00分~20時00分
火曜日 11時00分~15時00分
水曜日 定休日
木曜日 11時00分~15時00分, 17時00分~20時00分
金曜日 11時00分~15時00分, 17時00分~20時00分
土曜日 11時00分~20時00分
日曜日 11時00分~20時00分
食べログサイト https://tabelog.com/fukui/A1801/A180101/18000761/
※ホームページはありません。
まとめ
※出典:お城ニュース
今回は福井県北部の丸岡を中心にしたスポットをご紹介しました。GFC越前パラデシアからは、車なら1時間程度の場所にあります。
「明智光秀 ふくいゆかりの地MAP」と題したリーフレットを参考に明智光秀福井ゆかりの地を巡る旅も歴史のロマンを感じます。
丸岡城は、北陸新幹線が開通すれば、あわら温泉駅からバスで20分ほどです。丸岡城が国宝になり、新幹線が開通して人出が増える前に一度寄ってみてはいかがでしょう。
本格的なおそば屋さんは他にもたくさんありますし、ソースカツどんなど福井にはまだまだ名物グルメがたくさんあります。