GFC越前パラデシアから立ち寄りやすい、周辺のお花の名所5選をご紹介!
写真:宮ノ下コスモス広苑
北陸・福井県の越前海岸沿いの「GFC越前パラデシア」は、壮大な日本海が眼下に広がる心地良い場所にあります。
このエリア周辺には、お花の名所とされる鑑賞スポットがあり、訪れる季節の花を愉しむことができます。
今回は、その越前パラデシアから立ち寄りやすい、車で1時間前後で行くことのできる周辺のお花の名所をまとめてご紹介します。
目次
東京ドーム約4個分17.5haの広大なコスモス畑「宮ノ下コスモス広苑」
写真:宮ノ下コスモス広苑
福井県福井市の江上町・御所垣内町にある「宮ノ下コスモス広苑」は、秋シーズン(9月下旬~10月下旬)に開苑する、東京ドーム約4個分17.5haの広大なコスモス畑。GFC越前パラデシアから車で約45分の場所にあります。
平成5年、江上町の1農家が巨大コスモス迷路を造り話題となったのがはじまり。現在、転作水田に作られた17.5ha、東京ドーム約4個分もの広大な敷地に咲くコスモスはなんと約1億本!日本一の本数を誇ります。またコスモスの種類は世界各国の約30品種、ピンクを主体に白・赤・黄色・オレンジなど。カラフルなコスモス畑は絶景そのものですよ。
宮ノ下コスモス広苑の開苑は9月下旬~10月下旬までですが、一番の見ごろピークは10月上旬頃。またシーズン中に「福井コスモスまつり」も開催され、新鮮野菜市・押花教室・切花可能場所の設置、ジャンボかぼちゃ展示のほか、花トラ車の運行(土日祝)や地域産業品展示販売も行われています。
◆宮ノ下コスモス広苑
住所:福井県福井市 江上町・御所垣内町
TEL:0776-59-1150(宮ノ下公民館)
ホームページ:https://msita-k.jimdofree.com/%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%83%A2%E3%82%B9%E5%BA%83%E8%8B%91/
料金:入場無料
駐車場:駐車スペース有 (農道、宮ノ下グラウンド)
可憐な越前水仙が咲き誇る日本水仙三大群生地「越前海岸の水仙畑」
写真:越前海岸の水仙畑
福井県の越前町・南越前町・福井市にわたる「越前海岸の水仙畑」は、冬シーズン(12月中旬~2月上旬)に、可憐な越前水仙が咲き誇る日本水仙三大群生地。GFC越前パラデシアから車で10分前後の場所にあります。
兵庫県淡路島・千葉県房総半島とともに日本水仙の三大群生地のひとつとされる福井県の「越前海岸の水仙畑」は、奇岩断崖が続く雄々しい海岸線とは対照的に、可憐な越前水仙が咲く花の名所。2020年11月に国の「重要文化的景観」に選定されています。
福井市越廼地区・南越前町の河野地区・越前町の各地に水仙の群生地が点在し、作付面積は60ha以上。そのうちの約40haを担う越前町では血ヶ平・梨子ヶ平などを中心に群生地があります。
越前岬水仙ランド~梨子ヶ平間の約6kmにわたり広がっている水仙畑は、海岸沿いの国道からすべてを鑑賞できないため、越前岬水仙ランド~梨子ヶ平へと抜ける道を通ってくださいね。
越前海岸の水仙畑に咲くのは、素朴で可憐なイメージの「越前水仙」。ここ越前海岸のみでブランド化されたヒガンバナ科のニホンズイセンで、寒い冬と日本海の荒波に耐えながら可憐に咲くその様子が県民性と一致することから、福井県の花・越前町の花に指定されています。
また他の産地の日本水仙に比べて甘くて爽やかな香りが魅力で、12月~1月頃の開花シーズンには越前海岸の潮風に運ばれた甘い香りが漂います。
純白で妖精のような可憐な姿に心を惹かれ、昔からたくさんの歌や俳句も詠まれているそう。生花としても関西を中心に、中京・関東などへ出荷されるほど人気がある花です。
もともと絶景として知られる越前岬周辺では、12月~1月の水仙開花時期の晴れた日に、青空・青い海・水仙の緑の葉・可憐な白い花のコントラストが見事な美景を創り出します。眺望スポットには多くの観光客が訪れる人気の場所です。
写真:越前岬水仙ランド
また越前海岸エリアにある「越前水仙の里公園」の水仙ドームや、「越前岬水仙ランド」の水仙鑑賞庭園では、年間を通して越前水仙の凛と咲く花の姿と香りを堪能できます。もし冬シーズン以外に訪れるのなら、これらの施設で越前水仙の鑑賞もおすすめですよ。
◆越前海岸の水仙畑
住所:福井県 越前町・南越前町・福井市
TEL:0778-37-1234
ホームページ:https://www.town-echizen.jp/spot/spot01Detail.php?id=262
料金:無料
さばえ菜花米の田んぼを一面黄色に染める菜の花「エコファーム舟枝」
福井県鯖江市舟枝町の「エコファーム舟枝」は、春シーズン(3月下旬~4月上旬)、さばえ菜花米の田んぼを一面黄色に染める菜の花が咲き誇る名所。GFC越前パラデシアから車で約50分の場所にあります。
鯖江市の特産品「さばえ菜花米(さばえなばなまい)」とは、秋の稲刈りの後の田園地帯に菜の花の種を撒いて、春に一面の黄色い菜の花の景観を楽しんだ後、それを米栽培の緑肥(有機肥料)としてすきこんで活用し生産する、安全で美味しいコシヒカリのお米のブランドです。
エコファーム舟枝では、菜の花の花見期間として3月下旬~4月上旬に田園地帯を開放。4月上旬に「さばえ菜花まつり」が開催される頃が満開のピークで、広大な田んぼに一斉に可愛らしい菜の花が咲き誇る絶景は、まるで黄色い絨毯が広がっているよう。花見期間中は、菜の花畑の中に入って写真を撮影したり、自由に菜の花を鑑賞できます。
◆エコファーム舟枝
住所:福井県鯖江市舟枝町第9号23番地
TEL:0778-51-6750
ホームページ:https://ecofunaeda.com/
名物ゆり畑と春バラを同時期に鑑賞できる「ゆりの里公園」
写真:ゆりの里公園
福井県坂井市春江町の「ゆりの里公園」は、初夏シーズン(6月)に、名物ゆり畑と春バラを同時期に鑑賞できる人気スポット。GFC越前パラデシアから車で約50分の場所にあります。
福井県で公園型のユリの花の名所といえば、こちらの「ゆりの里公園」が有名です。園内のゆりを形どったドームのホール施設「ユリーム春江」を中心に、6月上旬~6月下旬にかけて、15万輪ものゆりが咲き誇る景色は圧巻。建物や水車を背景にユリ畑を鑑賞できます。またここでは5月下旬~6月上旬に春バラも咲いているので、6月中に訪れればユリと春バラの2つの花を同時に楽しむことが可能です。
園内には、芝生広場が広がり、バーベキュー広場や子供たちが遊べる遊具もあるため、お子さま連れの方にもおすすめ。福井県産で採れた新鮮な野菜を販売する「農産物直売所 ゆりいち」、平飼いのにわとり農家が営む美味しいお店「朝採りたまごダイニングLily」、わんちゃんと走り回れる「ドッグラン」も併設しています。日没から21時半まではプロジェクトマッピングや光のトンネルなどで幻想的なイルミネーションも愉しめますよ。
◆ゆりの里公園
住所:〒919-0483福井県坂井市春江町石塚21-2-3
TEL:0776-58-0100
ホームページ:https://yurinosato.com/
休園日:毎週火曜日
駐車場:第一駐車場(普通車143台、バス4台)、第二駐車場(普通車41台、バス5台)、無料
世界のハス約130種類が咲く鑑賞蓮園「花はす公園」
写真:花はす公園
福井県南条郡南越前町の「花はす公園」は、夏シーズン(6月中旬~9月中旬)、世界のハス約130種類が咲く鑑賞蓮園です。GFC越前パラデシアから車で約1時間5分の場所にあります。
福井県の南越前町(旧南条町)は、花ハスの生産量が日本一。全国の花ハス生産量の60%のシェアを占め、こちらの「花はす公園」がハスの花の観光名所として有名です。園内には、世界の花はす池・鑑賞蓮園・切花園・蓮見台などがあり、いろいろな種類のハスの花を愉しめますよ。
花ハスのシーズンは6月中旬~9月中旬までですが、一番の見ごろは7月中旬頃。ハスの花は早朝から花が咲き、午後になると花が閉じてしまうので、午前中の早い時間に行くのがおすすめです。毎年7月~8月にかけては「花はすまつり」や、花はすをテーマにした各種イベントが行われ、多くの人が花はす公園を訪れています。
◆花はす公園
住所:〒919-0214 福井県南条郡南越前町中小屋64-41
TEL:0778-47-3368(花はす温泉そまやま)、0778-47-8008(南越前町公共施設管理公社)
ホームページ:https://www.fuku-e.com/010_spot/?id=437(福井県観光連盟)
料金:清掃協力金200円(はすまつり期間)
GFC越前パラデシア周辺のお花の名所で、美しい季節の花を楽しもう
写真:宮ノ下コスモス広苑
「GFC越前パラデシア」周辺には、車で1時間前後と立ち寄りやすいお花の名所がありましたね。
春の訪れを告げる菜の花、初夏に同時鑑賞できるユリと春バラ、夏には見応えのある世界のハス、秋の定番コスモス畑、冬に咲き誇る可憐な越前水仙など、訪れる季節によっておすすめのお花スポットは変わります。もし鑑賞したいお花が無い場合は、年間を通して越前水仙を愉しめる「越前水仙の里公園(水仙ドーム)」や「越前岬水仙ランド(水仙鑑賞庭園)」もおすすめですよ。
GFC越前パラデシアにお越しの際は、ぜひちょっとした観光やドライブがてらお花の名所スポットに立ち寄って、美しい季節の花を愉しんでくださいね。