GFC奥琵琶湖から立ち寄りやすい、周辺歴史スポット5選をご紹介!
※写真:北国街道 木之本宿
「GFC奥琵琶湖レイクシア」は、滋賀県の琵琶湖北端部・奥琵琶湖エリアにあります。
このエリアでは、湖岸ビーチでの遊泳やバス釣り、湖北の山々でのスキー・山登りといったアクティブな愉しみ方に加えて、歴史スポット巡りやパワースポット散策など、年間を通して愉しむことができます。
今回は、そのGFC奥琵琶湖レイクシアから立ち寄りやすい、車で30分ほどで行くことのできる周辺の歴史スポットをまとめてご紹介します。
目次
古い歴史ある菅浦集落の氏神さま「須賀神社」
※写真:須賀神社
滋賀県長浜市西浅井町の「須賀神社(すがじんじゃ)」は、古い歴史ある菅浦集落の氏神さま。GFC奥琵琶湖レイクシアから車で約20分の場所にあります。
かつてこの地に隠れ住んでいたとされる淳仁天皇をお祀りする神社で、天平宝字8年(764年)に奈良の皇居修復のため仮の宮(保良神社)として造営されました。その後明治43年(1910年)に、小林神社(小林大明神)と赤崎神社(赤崎大明神)を合祀し、社号を「須賀神社」と改称、現在に至ります。
須賀神社の手水舎には法螺貝(ほらがい)の手水があり、ここから先は心身を清めるとともに神域清浄保持するために土足禁止、靴を脱いで裸足で参拝するしきたりがあります(備え付けのスリッパの利用も可)。神社・拝殿の裏には淳仁天皇の舟形御陵(舟形の石積みの塚)が今でも残されており、菅浦の人々が大切に守り続けています。
ここでは4月の第一土曜日・日曜日に鎌倉時代から続く古式豊かな珍しい神事を行っています。
◆須賀神社
住所:滋賀県長浜市西浅井町菅浦
TEL:0749-53-2650(公社 長浜観光協会)
ホームページ:https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/382/
駐車場料金:無料(15台)
日本三大地蔵・6メートルの地蔵像がある眼の仏さま「木之本地蔵院」
※写真:木之本地蔵院
滋賀県長浜市の「高月・木之本」は、戦国時代の度重なる戦火を逃れ、民衆の手により守られ続けてきた観音像が数多くされている「観音の里」として知られているエリアです。
長浜市木之本町のお寺「木之本地蔵院(きのもとじぞういん)」は、日本三大地蔵・6メートルの地蔵像がある眼の仏さまで、GFC奥琵琶湖レイクシアから車で約25分の場所にあります。
※写真:木之本地蔵院
こちらが「木之本地蔵院」境内に立つ6メートルの地蔵像。古来 延命息災・眼の仏さまとして信仰を集めてきました。秘仏である本尊の地蔵を模した6メートルもの高さの銅製地蔵菩薩で、日本三大地蔵の1つに数えられています。
「木之本地蔵院」の歴史は白鳳時代にさかのぼるほど古く、かつて空海・木曽義仲・足利尊氏・足利義昭も参拝した記録が残されています。また眼の仏さまであり、片目をつむった身代わり蛙たちがたくさん奉納されています。
これはお寺に住む蛙が「すべての人々の大切な眼がお地蔵さまのご加護をいただけますように」と、自ら片方の目をつむって身代わりの願をかけたものだと言い伝えられています。
毎年8月の「大縁日」にはたくさんの露店、そして全国各地から多くの参拝客が訪れ、大変賑わうスポットです。
◆木之本地蔵院
住所:滋賀県長浜市木之本町木之本944
TEL:0749-82-2106
営業時間:8:00~17:00(閉門)
定休日:無休
入場料:境内・庭園見学無料、戒壇巡り300円
駐車場料金:無料(20台)
かつて地蔵院の門前町として栄えた「北国街道 木之本宿」
※写真:北国街道 木之本宿
滋賀県長浜市木之本町にある「北国街道 木之本宿(ほっこくかいどう きのもとじゅく)」は、かつて地蔵院の門前町として栄えたところ。GFC奥琵琶湖レイクシアから車で約25分の場所にあります。
北陸と近江・中山道を結ぶ主要な街道「北国街道」と、中山道の要所で岐阜県・関ケ原に至る「北国脇往還」の分岐点にある宿場町でした。栄えていた当時は、旅人と木之本のお地蔵さんへの参拝客が多く訪れた場所として知られています。
昭和の初めころまでは中央に小川が流れ、柳の木が植えられている宿場らしい風情が残されていましたが、今では埋め立てられ、商家の家並みに当時の昔の面影を色濃く残しています。落ち着いた雰囲気で、どこか懐かしい昔ながらの街並みをゆっくり散策するのがおすすめです。
◆北国街道 木之本宿
住所:滋賀県長浜市木之本町木之本
TEL:0749-82-5909((公)長浜観光協会 北部事務所)
ホームページ:https://kitabiwako.jp/spot/spot_746
営業時間:終日
定休日:無し
入場料:無し
3回お参りすると極楽往生できる「赤後寺」
滋賀県長浜市高月町にあり、3回お参りすると極楽往生できるといわれているお寺「赤後寺(しゃくごじ)」は、GFC奥琵琶湖レイクシアから車で約25分の場所にあります。
湧出山(ゆるぎやま)の中腹にあり、かつて足利尊氏から荘園を寄与され、隆盛を極めたお寺です。厄を転じて利となす「転利(コロリ)観音」として親しまれ、3回お参りすることで長患いせずに極楽往生できると言い伝えられています。
本尊の菩薩立像・千手観音立像はともに平安時代初期に作られたもので、国の重要文化財に指定。また赤後寺・境内の杉の木は「巨木」として知られています。毎年7月10日には、千日分の参拝と同じ功徳があるとされる「千日会法要」が行われ、全国から多くの参拝者が訪れています。
◆赤後寺
住所:滋賀県長浜市高月町唐川1055
TEL:0749-53-2650((公社)長浜観光協会)
ホームページ:https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/654/
営業時間:9:00~16:00
定休日:要予約
入場料:拝観料300円、朱印300円
駐車場料金:無料(10台)
境内が真っ赤に染まる紅葉の名所「鶏足寺」
※写真:鶏足寺
境内が真っ赤に染まる紅葉の名所として知られているのが、滋賀県長浜市木之本町にある「鶏足寺(けいそくじ、旧飯福寺)」。GFC奥琵琶湖レイクシアから車で約30分の場所にあります。
天平7年(735年)に僧行基によって開基された古寺で、いったん荒廃するも延暦18年(799年)最澄により再興されました。山岳仏教の聖地として威容を誇った己高山・鶏足寺の別院のひとつで、中世には僧兵を擁するほどの大寺だったそう。江戸幕府の終焉とともに衰退し、現在は地域住民が管理する廃寺となっています。
鶏足寺は、毎年多くの方が紅葉散策に訪れる紅葉の名所。ゆるやかな参道の趣ある石段・両側の苔むした石垣・塔頭あとのたたずまいといった昔ながらの風情を残した境内は、時期を問わず森林浴しながら愉しめますが、特に秋シーズンには境内200本のモミジの古木が真っ赤に染まり、美しく神秘的な紅葉を鑑賞できます。
※2023年より紅葉来訪者受け入れ再開(予約制)
◆鶏足寺
住所:滋賀県長浜市木之本町古橋
TEL:0749-53-2650(公益社団法人長浜観光協会)
ホームページ:https://kitabiwako.jp/spot/spot_967
営業時間:9:00~16:00
定休日:無
駐車場料金:無料(20台、紅葉時には臨時駐車場あり)
GFC奥琵琶湖レイクシア周辺には、歴史スポットが豊富
※写真:木之本地蔵院
「GFC奥琵琶湖レイクシア」周辺には、車で30分ほどで行くことのできる歴史スポットがたくさんありましたね。
いずれも、観光がてらGFC奥琵琶湖レイクシア~名古屋・大阪・神戸方面の琵琶湖・湖東ルートでアクセスできます。
この土地ならではの歴史を感じたり、どこか懐かしい昔ながらの街並みや紅葉の名所を散策したりと、奥琵琶湖エリアの歴史スポットを巡って、素敵な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。